【医師・専門家監修】女性のライフステージにあわせた心と身体の健康情報

血めぐりに関係している身体の部分とは?

Q

血めぐりは、筋肉や内臓だけではなく骨や関節とも関係はあるものですか?

(20代女性)

A
では、こちらから問題を出しましょう! 骨になる物質であるカルシウムやマグネシウムは「何が」運んでくれますか? 腸で吸収された物質は「何が」運んでくれますか?
この答えを考えればわかりやすいのではないでしょうか?

たとえば骨を作るのに必要なビタミンD。日光に当たって紫外線を浴びることにより、皮膚内で合成される唯一のビタミンです。
ビタミンDはそのままでは生理作用はほとんどありません。腎臓と肝臓で酵素の作用を受けて活性型ビタミンDになることによって、身体に有効な働きをします。

 

答えはもうおわかりでしょう。
つまり、血めぐりが悪いと、皮膚でできたせっかくのビタミンDを運んでくれないということになります。

これは、関節も同じです。
関節液の中に入っているグルコサミンやコンドロイチンといった多糖類は、加齢とともに作られなくなってきます。それによって関節痛が引き起こされることもありますが、これらの潤滑油を作るには、酵素の働きが必要です。

 

つまり、血めぐりが悪ければ、低体温になってしまってうまく酵素も働かないということになります。すると、潤滑油も作れませんから関節も痛くなる、というわけです。
関節痛だけでなく「身体のどこかが痛いときは、だいたい温めればいい」というのはそういう理由です。
そして、何事も血めぐりが悪ければ、必要な物質を運ぶことができないといえます。

 

ちなみに女性は骨粗しょう症になりやすいのですが、これは女性ホルモンの低下とともに代謝が落ちてくるため。ただ、年をとってからもビタミンDやビタミンK、ミネラルなどを摂取することで骨密度を上げることはできます。極端に言うと、80歳を過ぎてもそれが可能なのです。

 

けれども、やはり普段の生活から、骨を鍛えておくことは大切です。
日光を少しでも浴びる、階段を使う、電車に乗っても座らない、などなど…。こんな簡単なことでも、継続すれば効果が現れてきます。

 

それからビタミンDやビタミンKは、サプリメントで摂取するのもいいでしょう。
でも、せっかくのサプリメントも肝心の「運ぶ力」がないと効果が弱い。やはり血めぐりが大切なのです!

関連タグ

キーワードから探す

あなたの血めぐりは大丈夫? 血めぐりチェック

人気記事ランキング

インフォメーション

メディア掲載情報

  • 2017年6月28日

    ウーマンウェルネス研究会 信濃毎日新聞株式会社長野本社「信濃毎日新聞」(連絡ノート ▼6割が梅雨時に不調 炭酸ガス入りの入浴剤を入れたぬるめのお湯にゆっくり浸かることを勧めている)

  • 2017年6月27日

    後藤英樹先生 ㈱光文社「女性自身」(温め&深呼吸で防げ!「夏ドライアイ」目の周りを温める)

最新記事