【医師・専門家監修】女性のライフステージにあわせた心と身体の健康情報

春先の肌あれはアレルギーのせい?

Q

季節の変わり目、とくに春先になると、とたんに肌があれてしまいます。
これもアレルギーなんでしょうか?あれないようにする対策はありますか?

(20代後半女性)

A
実は、春先の肌あれには気圧が関係しています。
人間の身体は、高気圧のときは交感神経優位、低気圧のときは副交感神経優位になります。

冬は、冬型の西高東低という気圧配置により、太平洋側の天気は安定しています。ところが春になると、低気圧と高気圧が交互に通過するようになり、気候が不安定になるのです。 
気候が不安定になれば、気圧も上下します。当然、自律神経は乱れやすくなり、ホルモンも乱れます。だから肌あれが起きやすくなる、というわけなのです。

 

肌あれには、汗腺と皮脂腺も関係があります。
汗腺は汗を出し、皮脂腺は皮脂を出して肌を保湿してくれます。皮脂は汗をたくさん出さないと分泌されません。
汗腺は交感神経優位のときに働きます。つまり、副交感神経が優位になる低気圧のとき、汗腺はあまり機能しなくなるのです。そして、皮脂をうまく出すことができなければ、肌は乾燥します。
天気がよくなると、今度は交感神経が優位になります。交感神経の働きが過剰になりすぎると、汗や皮脂はもちろん、副腎皮質ステロイドホルモン(抗ストレスホルモン)まで分泌されます。そうなると、皮脂腺の分泌も過剰になりすぎて、ニキビや吹き出物ができてしまうのです。

もともとアレルギー体質の人は、副交感神経が優位になっています。ですから、季節の変わり目にアレルギーがひどくなるということは確かにあるでしょう。でも、肌あれの原因がすべてアレルギー、というわけではないのです。
汗や皮脂が出すぎても肌はあれるし、出なさすぎてもあれる。
肌のあれ方に違いはありますが、どちらも過剰であることがよくない。要は、程度の問題なのです。

 

さて、肌あれの対処法には、2通りあります。

  • 乾燥する人は保湿をする
  • 吹き出物がでる人は皮脂をきちんと取る

そして、どちらにもいえることですが、血めぐりをよくしておくこと。水分や脂分を送り込むときも、吹き出物などの毒を出すときも、血めぐりがよくないとうまくいきません。そのバランスがとても大切なのですが、それには自律神経の調節がうまくできているか、ということが重要になってくるのです。

しかし、現代人は自律神経の調節が下手。気候の変化にうまく対応できない人が増えています。気候の変化によって肌あれになってしまう、という場合は顔のマッサージで肌の血めぐりをよくしましょう。

もちろん、ふだんから紫外線からできるだけ肌を守り、自律神経の訓練を行うようにして心がけてください。

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