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くわしく知りたい!自律神経とは?

Q

そもそも「自律神経」とは何でしょうか?交感神経と副交感神経の役割も教えてください!

(20代後半女性)

A
自律神経は、血めぐりと密接な関係があります。では、改めて自律神経のこと、交感神経と副交感神経についてくわしく説明していきましょう。

「自律神経とは?」

神経系は大きく「中枢神経」と「末梢神経」に分かれます。
「中枢神経」とは、脳と脊髄のこと。
そこから出てくるヒモのような神経繊維の集まりが「末梢神経」。
ここからさらに、「体性神経」と「自律神経」に分けられます。

自律神経とは?

「体性神経」は、「感覚神経」と「運動神経」から成り立っています。
痛みや寒さを感じる「感覚神経」と、運動するときに手足の筋肉を動かす「運動神経」は、人間が自覚的にその働きをとらえたり、意思によって支配したりすることができます。

さて、本題の「自律神経」。
これは、「交感神経」と「副交感神経」から成り立ちます。
さきほどの「体性神経」と違い、「自律神経」は意思とは無関係です。
反射的、自動的に働くので「自律神経」と呼ばれているのです。
「自律神経」は、胃や腸の働きや心臓の拍動、代謝や体温の調節など、人間が生命を保つうえで、欠かせない働きを担っています。

そして、

    1. 交感神経は「昼の神経」
      目覚めているとき、興奮しているときに優位になる神経
    2. 副交感神経は「夜の神経」
      眠っているときやリラックスしているときに優位になる神経

このふたつの神経が、どの臓器をどう支配するかによって何が起きるかが決まります。

たとえば、汗腺は交感神経が支配します。
涙腺や唾液腺などは両方の支配ですから、バランスによって涙や唾液が出たり、出なかったりします。
内臓は、両方支配が多いのですが、必ずしも、交感神経が「動かす」で、副交感神経が「止める」働きではありません。
心臓は交感神経が優位なら、ドキドキと拍動を打ちます。でも、胃はそのときは動きが止まっていて、副交感神経優位のとき、活発に働きます。
食事のあと、くつろいでいるときに食物を消化するという働きから考えるとわかりやすいでしょう。
また、血管は交感神経優位のとき、収縮して血圧を上げます。
そして、副交感神経優位のときは、弛緩して血圧を下げる働きをします。

「血めぐりと自律神経の関係は?」

交感神経と副交感神経のどちらも、極端に優位な状態になると、血めぐりは悪くなります。
血管は収縮しすぎず、かつ、弛緩しすぎないという中程度の状態がいちばんです。
つまり、適度の緊張とリラックスというバランスの取れた状態が、血めぐりにもいいのです。
「リラックス」や「お風呂」が血めぐりにとって大切なことであることは、たびたび紹介しています。そのため、「副交感神経が血めぐりをよくしてくれる」と思われがちですが、実は少しニュアンスが違います。

現代人は非常にストレスのかかった生活をしているため、交感神経のほうが極度に緊張している方が多いのです。ですから、バランスを少しでも真ん中に戻すために、「リラックス」つまり「副交感神経を優位にするようなこと」をしてくださいという意味なのです。
極端な例ですが、いつも寝てばかりの人がそれ以上にリラックスしたら、ますます血めぐりが悪くなってしまいます。

「ストレス」は自律神経のバランスを崩したり、血めぐりを悪くさせたりしますが、それは過保護な環境でぬくぬくと育ってきた現代人が「ストレスに弱い」という理由もあります。
それに、現代社会ではストレスのない生活はありえません。

ですから、「ストレスをなくす」ことよりも「ストレスに強い身体にする」ほうが大切なのです。ストレスに強い身体は、自律神経のバランスがよく、血めぐりもいい状態にあります。
寒ければ自分の身体の中で熱を作り、熱ければ熱を放散できる。
この理想的な身体を目指すためにも、ぜひとも「自律神経のトレーニング」を実践してください。

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