【医師・専門家監修】女性のライフステージにあわせた心と身体の健康情報

「疲れ」に種類はある?

Q

私の仕事はデスクワークが多く、1日平均8時間以上はパソコンに向かいっぱなしの生活です。そのせいか、身体がどんよりとだるく、疲れがなかなか抜けません
学生時代の部活の後の疲れとは違うような気がするのですが、「疲れ」に種類ってあるんですか?その場合、それぞれの対処策も違うのでしょうか?

A
はい、その通りです!「疲れ」には「動かない疲れ」と「動いた疲れ」があるんです!
でも、どんな疲れにもやはり、血めぐりが大切なんですね。

「動かない疲れ」は、身体を動かさないことで血めぐりが悪くなり、さまざまな症状を引き起こします。
肩こり頭痛生理痛目の疲れ、胃腸の不調、冷え寝つきが悪い、など「どんよりとだるい」感じの疲れです。
動かないことが原因である症状の顕著な例が「エコノミークラス症候群」として知られている「静脈血栓塞栓症」。静脈血栓塞栓症は、長時間同じ姿勢でいると部分的に血流が滞ってしまい、血液に固まり(血栓)ができてしまうというもの。血栓ができると呼吸困難、ひいては心配停止にいたることがあるため、最近の病院では、心臓などの大手術を受けた患者さんが静脈血栓塞栓症を発症しないように、早めに運動してもらうようにしています。

 

一方、「動いた疲れ」は、血めぐり不良というより、疲労物質である乳酸が筋肉にたまった状態です。
「だるい」というよりも「クタクタ」という感じでしょう。
でもこの疲れは、激しい運動や長く歩いた後などの特定の状況で起きるものなので、乳酸が排出されたら解消します。
ですから、あまりたまっていく疲れではありませんし、夜もすんなり眠れるでしょう。

ところが前述の「動かない疲れ」は、もっと根が深いのです。
疲労物質がたまるわけではないので、筋肉疲労というより「こり」を感じます。
身体が固くなって、不快感がたまっていき、なかなか解消されません。
その状態を「疲れ」と感じる人もいるでしょうが、種類としてはずいぶん違います。

 

その対処法としては、やはり血めぐりをよくすること
「動かない疲れ」はもちろん「クタクタの疲れ」の場合も、疲労物質をすぐに運び出してくれる血めぐりの力が必要です。
さらに、疲れの種類で言えば「精神的な疲れ」もあります。
極度の緊張の後に、精神的にがっくり落ちる、無気力になる、うつのような状態になる。それらもなかなか厄介な疲れといえます。

>>疲れにくい体質になるには?

実は「疲れ」については、医学的にもまだまだわからないことが多いのです。
でも「クタクタの疲れ」は「爽やかな疲れ」や「心地よい疲れ」に近いかもしれません。運動して、気持ちよく汗をかいて、ぐっすり眠るといった「身体にたまらない疲れ」を目指したいものです。

 

どんな疲れにも血めぐりは大切。「疲れ」とうまく付き合っていけるように、日ごろの血めぐりケアをがんばりましょう!

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