【医師・専門家監修】女性のライフステージにあわせた心と身体の健康情報

寝不足や冷え性(冷え症)を改善したい!

Q

若いころから冷えを感じていて、最近では冷え過ぎて熟睡できません。寝ても、夜中に冷えで目が覚めてしまいます。
毎晩、寝る前に入浴で温まり、ショウガ湯などの温かい飲み物も飲んでいますし、少し前から漢方薬も処方してもらっていますが、なかなか効果を感じられず、ワラにもすがる思いです。どうか、アドバイスを!

(40代女性)

A
漢方薬や温かい飲み物で身体の内側を温めているようですから、外側からももう少し積極的に温めてみましょう。湯たんぽで冷えを感じる部分を温めたり、ほどよい温かさが持続する温熱シートを利用してみてはいかがでしょう?

睡眠に関する調査によると、冷えを感じている人の7割以上が睡眠に満足していないという結果が出ています。

 

そこで、冷えが原因で眠れないという悩みを抱える女性に、就寝前以外の昼間にも太もも、腰回り、お腹などの下肢を中心に湯たんぽを使って温める方法をすすめてみたところ、その日の夜から熟睡できたという症例の報告があります。また、温め始めてから1週間後には、免疫力を高める働きを持つ血液の白血球中のリンパ球数が大きく増加していることもわかりました。

 

この女性の例からも、体温が睡眠に大きな影響を及ぼしていることがわかるでしょう。 人間には、高い体温が急激に下がると眠くなる習性があります。この体温をうまくコントロールできれば、質の良い睡眠につながるというわけです。時間があるときに積極的に温めてみる方法を試してみてみましょう。

 

湯たんぽは、お湯を利用することで温かさが長時間持続する、環境にもお財布にも優しい温めグッズ。適度な温かさなので身体を気持ちよくリラックスさせ、冷えによる筋肉の緊張を緩和させ血めぐりをよくするために役立ちます。

就寝の20~30分前に布団の中へ入れ、足から腰が当たる部分を温めておくと、冷たい布団に入って緊張することが少なくなります。市販の温熱シートは持ち運びも簡単なので、日中に身体の中心となるお腹に貼って温めたり、就寝前に温めポイントをかんたんに温めることができてとても便利です。

 

また、免疫物質を生成したり、健康な身体づくりに欠かせない「成長ホルモン」の分泌は、眠り始めの3時間に集中しています。成長ホルモンの分泌には、質の良い睡眠をとることがカギとなり、就寝前にしっかりと体温を上げることが大切です。寝る前の「入浴」や、「目の周辺と首もとの温め」を習慣にするのもいいでしょう。

 

目と首は体温センサーのある延髄・脊髄に近く、ここをダイレクトに温めることにより血めぐりがよくなり、冷えを感じやすい足や指先を直接温めるより効果的に全身が温まります。その結果、放熱が促され、身体の深い部分の温度が下がるので、眠りにつきやすくなるのです。

目の周辺と首もとを集中的に温めるには、蒸しタオルや蒸気の出るアイマスクを利用したり、就寝の30分くらい前に首もとに直接はれる市販の温熱シートを活用しましょう。温めることで、全身がリラックスモードになって、血めぐりもよくなりますよ。

 

就寝前の温めで質の良い睡眠が得られ、免疫力もアップ!まさに、一石二鳥です。

 

「冷え性」と「冷え症」

ウーマンウェルネス研究会では、自覚的あるいは他覚的に寒いとか冷たいと感じやすい(感じる)体質を「冷え性」、それを病的と自覚的あるいは他覚的に判断し治療を要する(欲する)状態を「冷え症」と分類しています。

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