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特集

2011年2月1日

温活で身体も肌も「春のリセット」

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季節の変わり目 身体や肌の不調に注意
季節の移り変わりの時期、特に何をしたというわけではないけれど、なんとなく身体の調子が悪いことってありませんか?

血めぐり研究会が行った調査によると、多くの女性が冬から春の季節の変わり目に身体や肌の不調を感じ、特に20代、30代の女性ではその割合が実に7割近くにのぼっていることがわかりました。
肌が敏感になって乾燥しやすくなったり、一時的にだるさを感じたり。具体的な症状としては、「乾燥」や「肩こり」、「冷え」等が挙げられています。

また、同調査において、20代~50代の約7割の女性が春に身体や肌をリセットしたいと考えていることがわかりました。

その理由のトップ3は…

  1. 季節の変わり目に「肌あれ」を起こすから
  2. 冬についた不要物を取り除き、薄着になる春に向けて「ダイエット」したいから
  3. 気温や季節の変化により体調不良や「疲労感」を感じるから

「季節の変わり目は肌が敏感になり、乾燥しがちで、ガサガサになる」など肌あれに関する理由が最も多く、つづいて、「冬の間についた不要物を取り除き、身体を軽くして春を迎えたいから」などのダイエットに関する理由、「季節の変わり目や気温の変化により、一時的にだるくなったり風邪をひいたり不調を感じる」など疲労感に関する理由が挙げられました。
また、「春は新たなことが始まる季節なので、気持ちよく迎えたい」などの理由もみられました。

※2011年1月実施/1都3県在住20~64歳の女性900名対象

>> 春むくみが原因!?春先の「体型変化」

肌トラブルが起きやすいワケ
どうして季節の変わり目には肌トラブルが起きやすくなるのでしょう?
そこには意外な原因が隠れているのです。

“冬から春の季節の変わり目の不調”について、血めぐり研究会のメンバーである、東京有明医療大学 教授 川嶋朗先生は次のように説明しています。

春先、身体だけでなく肌のトラブル(肌あれ)も起こりやすくなるのには、実は気圧の変化が関係しています
春は、低気圧と高気圧が交互に通過するようになり、気候が不安定になります。
人間の身体は、高気圧のときは交感神経が優位になり、低気圧のときは副交感神経が優位になるため春の気圧の上下により、自律神経も乱れやすく、ホルモンも乱れるため、肌あれが起きやすくなるのです。
もう1つ、肌あれの原因となるのは、汗腺と皮脂線です。
汗腺は低気圧のときにはあまり働かなくなるため、皮脂もうまく分泌されません。それで肌の乾燥が起こりやすくなるのです。
逆に高気圧のときは、交感神経の働きが過剰になるため皮脂線の分泌も過剰になり、ニキビや吹き出物が出てくるのです。
肌のあれ方は異なるけれど、どちらにしても、血めぐりをよくしておけばうまく対処できるんですよ」

春の温活で身体や肌をリセット
多くの女性が感じている「冬から春の季節の変わり目の不調」の対策として、血めぐり研究会は「春の温活」をおすすめします

「春に身体をリセットしたい理由第2位のダイエットは、女性にとって、年間を通して気になる重要なトピックですよね。新しいスタートであり、薄着になる春はなおさらです。
もちろん、血めぐりはダイエットにも多いに関係しています
まず、大切なのは、基礎代謝を上げることです。 そうすることで、酸素をつくるための物質がうまく運ばれ、酵素がきちんと働くし、熱も産出してくれるのです。
また、脂肪太りのほかに、むくみによる水太りの人も多いんです。このようなむくみや脂肪太りには、やっぱり、身体を温める“温活ダイエット”がおすすめですね」 (川嶋先生)

温活1:身体を温める食べ物をとる

・冷たいものの飲食を避ける
・自宅では、温性の食材を使用した料理を作る
・紅茶などの温かい飲み物を飲む
・生野菜より温野菜を摂取する

※温性の食材…ショウガ、シソ、ネギなど。中国では古くから食べ物を「食性」といって、性質ごとに「熱・温・平・涼・寒」というカテゴリに分けていました。
「菜の花」も温性の食材のひとつです。おひたしにしたり、パスタに入れたり。食卓にも春を呼び込みましょう。

温活2: 軽い運動をする

・指揉みや指組み運動を定期的に行う
・電車や車よりも徒歩、エスカレーターよりも階段、など日常生活でなるべく歩くことを習慣づける
・ウォーキング、ストレッチ、軽度のスクワット等の軽い有酸素運動を行う

※指組み…両手の第一関節を合わせるように組み、指先を内側に入れたまま軽く手を合わせます。

温活3:身体を外から温める

・入浴は、シャワーだけでなく、ぬるめの湯船にゆっくりつかる
・湯たんぽや温熱シートなど温めグッズを活用し、温めることでこりをほぐす
・保湿性の高いインナーなどで全身を温める

「温めポイント」で血めぐりアップ
冷えを感じたときには「温めポイント」を温め、効率的に温かさを保つことが大切です。

身体を温かく保つには、いかに体温を失わないかがポイントです。
身体には温め効果の高いポイント(温めポイント)がいくつかあり、そこをしっかりと温めることで効率よく全身に血をめぐらすことができます。

温めポイントとは、すなわち“血流が多いところ=筋肉が多いところ”です。
特に重要なのはお腹と腰まわりと太もも。この3か所だけで体全体の筋肉の約7割が集まっています。

手足の先に冷えを感じやすいという人が多いですが、冷えるからといってそこから温めるのではなく、まずは体の中心から温めて、手足の先まで温かい血をめぐらせましょう。
ちょっとしたときに、ストールや薄手のカーディガン、温熱シートなどを活用してこまめに温めポイントを温めることが大切です。

効果的なあたためポイント
少しずつ寒さがやわらいでくる時期にも気を抜かず、温活を続けて身体をリセット!気持ちよく春を迎えましょう。

監修:川嶋 朗先生
写真:Thinkstock / Getty Images

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メディア掲載情報

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