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特集

2012年7月1日

「節電反動冷え」にご用心!

2012年夏、「節電反動冷え」にご用心!

「節電反動冷え」が増加?!
昨夏、不調を感じた女性は6割も!
節電の暑さ対策で、冷たいものの摂りすぎは夏バテの要因に。

今年もまた、「節電の夏」の到来です。昨年の夏は、過度の節電対策によって、従来の冷房の冷えからくる「夏冷え」とは異なる新たな「冷え」を感じる女性が増加しました。

血めぐり研究会のメンバーである東京有明医療大学 教授 川嶋朗先生は、次のようにコメントしています。

「昨年は節電による暑さ対策により、過度に冷たい飲食をとりすぎ、内臓を冷やしてしまう、すなわち、『節電反動冷え』と言われる新型の冷え性(冷え症)が増加しました。今年も内臓冷えが増加することが予想されます」

血めぐり研究会が行った調査では、女性の6割以上が昨年の夏に身体の不調を感じていたことがわかりました。
症状としては、「疲労(疲れが取れない)」、「だるさ・倦怠感」、「肩こり」、「ストレス」が5割以上と高い結果となりました。また、その原因として「疲労の蓄積」「暑さ疲れ」「ストレス」「睡眠不足を挙げる人が多く、「冷たい飲食のとりすぎ」によるものと捉えている人は、少ないことがわかりました。

昨年の夏、不調を感じた女性

昨年の夏の不調の症状
 
昨年の夏の不調の原因

※2012年6月実施、関東エリア在住の20~40代有職女性300名および関西エリア在住の20~40代有職女性300名(計600名)に実施

川嶋先生は、「昨年の夏、『疲労』、『だるさ』、『肩こり』などの不調を感じる女性が多かったのは、やはり『節電』の影響が大きいと考えられます。
原因として、暑さ疲れを挙げている人が多いのですが、実は『暑さ』により冷たいものをとりすぎていることにも注意が必要です。昨年夏と同様に、今夏も『節電対策』のために冷たいものを過度にとりすぎることにより、内臓、特に胃腸を冷やしてしまう『節電反動冷え』が懸念されます」と述べています。

節電反動冷えが引き起こす症状と対策とは?
内臓、特に胃腸を冷やしてしまう「節電反動冷え」。
だるさ、手足や顔のむくみ、肩こりなど様々な不調の原因となり、夏バテに。

「節電反動冷え」の症状と対策について、川嶋先生は次のように説明しています。

「内臓が冷えて血めぐりが悪くなると、身体全体の血めぐりも悪くなりますので、『だるさ』『手足や顔のむくみ』など、さまざまな症状も出てきます。夏は、どうしても冷たい飲食で内臓を冷やしてしまいがちですが、『昼食の最後は温かい飲みものをとる』『夜は入浴する』といった、1日2回、昼と夜のリセットタイムを意識的に設けることで、冷えを軽減することができます。特に、昼食後に内臓を温めておくと、午後を活動的に過ごせます」

昼と夜のリセットタイムで、血めぐりアップ!
内臓冷え対策には、ランチ後の温め習慣と夜の入浴が効果的です。

icon_special_vol3昼のリセット:昼食の締めは温かい飲み物で内臓を温める

暑さ対策のために、朝は冷たいジュースやフルーツ、昼は冷製パスタにアイスコーヒー、夜はフローズン・ビールと、一日中冷たいものをとり続けていませんか?これが、口から胃、胃から腸まですべての器官を冷やし続け、身体にさまざまな悪影響をおよぼす原因となるのです。

昼食後の消化が活発になるときに、意識的に胃腸を温めることは、スムーズな消化活動を助けるとともに、内臓の冷えにより引き起こされる「胃腸の不調」や「だるさ」などさまざまな症状の低減につながります。まずは、昼食後の温かい飲み物で、午前中に冷やした内臓の冷えをリセット。そうすることで、午後を活動的に過ごすことができます。
また、この季節は冷房や汗による冷えを感じやすいものです。冷えを感じたら、肌に直接貼れる温熱シートをお腹や腰に貼って、外から内臓を温めてあげましょう

温めポイントを温めて、冷えをリセット

効果的な温めポイント

体には、大きな筋肉があったり、血管が密集していたりする「温めポイント」がいくつかあります。「肩/首」、「二の腕の裏側」「腰まわり」「太もも」「ひざの裏」などの「温めポイント」を温めると、効果的に血めぐりアップができます。特に、「内臓冷え」を和らげるためには、「腰まわり」を温めましょう

icon_special_vol3夜のリセット:夜の入浴で、内臓から冷えをとる

昼食後に1度リセットした冷えですが、翌朝の元気のためには、夜の入浴でもう1度リセットしておきましょう。内臓から身体全体を温めることで、血めぐりをアップ!冷えを翌日に持ちこさないことが大切です。

暑い夏は、湯船につからずにシャワーですませてしまう方も多いのでは。入浴剤には、クールタイプや森やミントの香りなど、清涼感のあるものが多数あります。それらを上手に活用して、夏のバスタイムを楽しみましょう。

熱中症も冷えに関連が!?
>> 熱中症体質を招く内外冷えに要注意

監修:川嶋 朗先生
写真:Thinkstock / Getty Images

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  • 2016年11月28日

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