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特集

2013年3月1日

春むくみが原因!?春先の「体型変化」

春むくみが原因!?春先の「体型変化」

体型変化に悩む人が多数
春先の体型変化に悩む人は約7割。
足や顔など身体の「むくみ」を気にする人が多いこともわかりました。

季節はすっかり春!薄着になり始めたこの時期、気になるのは足や顔、二の腕のむくみといった「体型変化」ですよね。

血めぐり研究会の調査※では、「冬を経て、太ったと思う」と答えた女性は5割以上、男性は4割もいることがわかりました(グラフ①)。また、春を迎えるにあたり、「体型を元に戻すことができない」ことを不安視する人は約7割も。さらに、4割が「薄着になるのが不安」と回答し(グラフ②)、この時期多くの人が体型の変化に悩んでいることがわかりました。

変化の原因は、冬場の「食べ過ぎ」「運動不足」などの回答に次いで、7割近くの人が身体の「むくみ」と回答しています(グラフ③)。「むくみ」が気になる部位は、「足」(女性9割、男性7割)・顔全体(女性6割、男性4割)・「まぶた」(女性4割、男性4割)が、男女ともにトップ3となりました(グラフ④)。

冬を経て「太った」と感じますか?
 
春を前に、どんな体型の悩みや不安はありますか?

冬を経て太った原因は何だと考えますか? 
身体のどこの「むくみ」が気になりますか?

※2013年3月、首都圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)在住の20~50代の男女600名に対するインターネット調査

体型変化は季節特有の春むくみが原因!?
体型変化が気になると、すぐに「ダイエット」を意識しがち。
春先の体型変化は、ダイエットの前に「むくみ」の解消が重要なポイントです。

血めぐり研究会のメンバーである東京有明医療大学 教授 川嶋朗先生は、次のように解説しています。

「この時期は、男女問わず、厚着から薄着に衣替えをするタイミング。冬は人目を気にすることがなかった体型も、鏡を見て急に気になりだすという人も多いでしょう。一般的には『太った』ことが原因と考え、ダイエットを意識しがちですが、むくみの解消も重要なポイントです。特に春先は、『三寒四温』『昼夜の寒暖差』による『冷え』、冬場の運動不足による『筋力低下』が招く、『春むくみ』に陥りがちです。冬の生活で蓄積した『むくみ』は、春特有の環境下で『春むくみ』として表れ、『体型変化』を助長してしまう可能性があるのです」

さらに、「そもそも『むくみ』とは、体内組織(細胞)など血管の外側に、余分な水分が溜まった状態のこと。この水分は『血しょう成分』といいます。『血しょう成分』は、血液が運んできた栄養分や酸素を腎臓や肺などに運び、その役割を果たしたら通常は血液に戻ります。しかし、全身の血めぐりが悪いと成分量が必要以上に増え、静脈がつまったり、リンパ液がスムーズに流れなくなります。そのため、細胞間で水分貯留が生じて『むくみ』を起こすのです」と川嶋先生は述べています。

春むくみはなぜ起こる?
春むくみが起こる原因は、春特有の「気候変化」と冬場の運動不足による「筋力低下」。

icon_check_special_vol2原因その1:春特有の「気候変化」

3月・4月の1日の最高気温、最低気温とその気温差

春先は「高気圧」と「低気圧」が交互に通過し、寒い日と暖かい日が繰り返されることから「三寒四温」ともいわれます。寒い日が3日続くと、その後4日くらいは暖かいというような気温差が繰り返されます。

「高気圧」は3~4日周期で移動するため「移動性高気圧」といわれます。春に発生するものはまだ空気に冷たさを持っているため、昼は晴天と暖かさをもたらしますが、夜には冷え込みが強まって霜が降りることもあり、昼夜で「寒暖差」が大きい状態です(図表①)。

この時期は、日ごとの気温差が激しいだけでなく、1日における昼夜の気温差も大きいのです。突然春の装いに切り替えてしまうと、身体は「冷え」を感じて交感神経にスイッチし、腎血流が減って「血めぐり」が悪くなります。そのため、「むくみ」やすくなるのです。

特に、「冷え性(冷え症)」の人は寒さに対する許容度が低いので、要注意です。

icon_check_special_vol2原因その2:冬場の運動不足に起因した「筋力低下」

普段は定期的な運動を心がけ、取り組んでいた人も、冬場は厳しい寒さに負けて運動不足に陥りやすいもの。

そのため、春先は身体の筋力が低下していることが多く、「むくみ」やすくなってしまうのです。むくみの原因である「血しょう成分」が通う静脈やリンパ管は、動脈ほど筋肉が発達していません。「骨格筋」そのものがポンプの代わりをするため、運動不足などが原因で身体の筋肉量が少ない人は、むくみやすくなってしまいます

また、年齢とともに身体の代謝が落ちると、それに伴い血管運動も低下し、「むくみ」が増してしまうことがあります。若い人でも自律神経の働きが衰えていると、血管運動の不良でむくんでしまいます。

適度な運動を定期的に行い、「筋力」や「血めぐり」の改善を図ることが、「春むくみ」解消には重要なことなのです。

春むくみ解消!冷えと筋力低下対策で血めぐりアップ
春むくみ対策で、ダイエット効果も!?
「温めポイント」と「春むくみ解消ストレッチ」をご紹介。

この時期に多い「春むくみ」。放っておくと「冷え」「筋力不足」から「血めぐり」が悪化して、ますます「むくみ」を伴うといった悪循環に陥ってしまいます

血めぐり研究会は、手軽にむくみを解消できる2つの対策をご提案します。血めぐりを改善すれば、全身の代謝が促されて「ダイエット効果」も。まさに、「一石二鳥」なんです!

icon_special_vol3対策その1:「熱の逃げるポイント」を重点的に温め、効率良く「血めぐり」改善!

昼夜の寒暖差が激しく、四季の中で最も気温変化が大きいこの時期。「冷え」対策として、「熱の逃げるポイント」を重点的に温め、「血めぐり」改善することをおすすめします。

外出時には、熱の逃げやすい首もとへ「ストール」を巻いたり、肌に直接貼るタイプの「温熱シート」などを首の付け根や腰などに貼ると効果的です。下図の「温めポイント」を参考に、状況に合った温め方で対応しましょう。

あたためポイント

icon_special_vol3対策その2:「適度な運動」で筋力アップ。筋力低下を防げば「春むくみ」も防げる!

静脈やリンパ管における「血しょう成分」の流れをポンプの役割として助ける「骨格筋」など、全身の筋力を向上しましょう。「適度な運動」で血めぐり改善を行うことで、「春むくみ」を防げます。

icon_check_special_vol2日常的に取り組める!血めぐり研究会イチオシの「春むくみ」対策!

●入浴時、手軽に実践!効率的な筋力アップ!春むくみ解消ストレッチ

入浴時は適度な温め効果で筋肉が働きやすくなっていることから、血めぐりを良くするいい機会です。38~40度ぐらいのぬるめのお湯につかりながら、筋肉が伸びて気持ちいい程度にストレッチをすると湯の水圧とともに筋肉のポンプ作用が加わりむくみ解消にもつながります。

バスタブの側面を両手でタッチ
同じように左横にひねって10秒間キープ

1ひざを曲げて座り、ゆっくりと上半身を右横にひねり、バスタブの側面を両手でタッチ。10秒間キープする。
2ゆっくりと正面に戻り、同じように左横にひねって10秒間キープ。これを交互に4回ずつ行う。

お風呂ストレッチのポイント:腰からしっかりひねることが大切です。おしりや足裏が浮いていないかCheck!

監修:血めぐり研究会 医学博士・健康科学アドバイザー 福田千晶先生

●休日におすすめの「春むくみ」対策!全身を動かす「ウォーキング」で筋力&血めぐり向上!

時間に余裕ができる週末には、全身を動かして筋力をより向上させ、血めぐりを改善できる「ウォーキング」がおすすめ。春の陽気を楽しみながら、定期的に続けましょう。

運動で汗をかいた後は、まだまだ身体が冷えてしまいます。なるべく早くお風呂で身体を温めることが重要です。炭酸の入浴剤を利用すると、お湯に溶け込んだ二酸化炭素が血管を拡張し、血めぐりがよくなるので、身体の芯から温まりやすくなります。全身の筋肉疲労を癒すにも、入浴ケアが効果的ですね。

ウォーキングのポイント

ウォーキングのポイント

icon_nom01_special_vol2腕の曲げ方やふり方:90度に曲げて大きくふることにより、上半身の代謝がアップ。長距離を歩くときの手先の血めぐりアップにもつながります。
icon_nom02_special_vol2歩幅:ふだん歩いているときの歩幅より大きくとるように心がけましょう。身体に負荷がかかり代謝が促進されやすくなります。
icon_nom02_special_vol2姿勢:上から何かに引っ張られているように背中をまっすぐにします。10メートル先に目線をやることを意識すると、自然に姿勢もよくなります。

監修:川嶋朗先生 福田 千晶先生

連載①【福田千晶先生】上手に幸せを見つけ、素敵な日々を ~健康は、大切にしたい“人生の宝”

連載②【福田千晶先生】上手に幸せを見つけ、素敵な日々を ~心身に優しい生活を、できることから

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メディア掲載情報

  • 2016年11月28日

    渡邉賀子先生 宝島社「GLOW」(冬の4大不調を解決します!冷え対策や血めぐりアップの方法を紹介)

  • 2016年11月19日

    ウーマンウェルネス研究会 TBSテレビ「報道LIVE あさチャン!サタデー」(気象情報 寒暖差疲労とは…気温差がもたらす疲労と温活術を紹介)

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