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特集

2013年6月1日

熱中症体質を招く内外冷えに要注意!

熱中症体質を招く内外冷えに要注意!

夏バテが長期化・深刻化し、「秋バテ」を引き起こす!
多数の女性が夏でも冷え性(冷え症)にお悩み
内から外から身体を冷やし続けてしまう、内外冷えに注意が必要です。

暑い季節がやってきました!今年の夏も酷暑が予測されています。今回は気になる「夏の冷え」と、「熱中症」などの身体の不調に関する調査を実施しました。

血めぐり研究会の調査では、女性の約8割が「冷え性(冷え症)」であると自覚していることがわかりました(グラフ①)。
また、昨夏に身体の不調を感じた女性のうち、冷え性(冷え症)の方は約8割で(グラフ②)、それらの女性は「だるさ」(79.6%)、「発汗」(61.6%)、「胃腸の不調」(59.5%)などの体調不良を抱えていた人が多いことがわかりました(グラフ③)。

冷え性(冷え症)だと自覚している女性
昨年の夏に身体の不調を感じた「冷え性(冷え症)」自覚
「冷え性(冷え症)」の女性で昨年の夏に感じた身体の不調

※2013年6月、首都圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)在住の20~50代の女性400名に対するインターネット調査

血めぐり研究会メンバーの東京有明医療大学 教授 川嶋朗先生は、次のように述べています。

「今夏は例年にも増して厳しい暑さが予想されています。話題の熱中症対策として、冷たい飲み物や食べ物を頻繁に摂取したり、常時冷房が効いている環境に身を置くことで、内から外から身体を冷やし続けてしまう機会が増えると考えられます。
冷え』が原因で体調を崩しやすい方は、この内外冷え(ないがいびえ)に注意が必要です。夏でも『冷え性(冷え症)』になり、外部環境に応じた体温調整が上手くできない身体=「熱中症」体質になってしまう危険性があります」

暑さ対策が招く内外冷えに要注意
冷たい飲み物・食べ物による「内臓冷え」や、冷房環境への長時間滞在が、「冷え性(冷え症)」を誘発。

暑さが厳しい夏場は、冷たい飲み物や食べ物を度々摂取したり、冷房が効いた室内で長時間過ごす機会が増えてしまうと思いますが、身体を内側からも外側からも冷やしてしまう「内外冷え(ないがいびえ)」こそ、体調不良の原因です。

check内側の冷えの原因:過剰な冷たい飲食物の摂取が身体の中心である内臓、特に胃腸を直接冷やしてしまう「内臓冷え」

内臓冷え」で身体を冷やすことで、血管が極端に収縮すると血めぐりが悪くなり自律神経が乱れ、体温調整を上手く行えない身体となってさまざまな体調不良を招いてしまいます。

check外側の冷えの原因:「冷え」を感じやすい環境

昨年に比べ節電意識が薄まったことやクールビズの普及でカジュアルな装いがオフィスでも認められることで、環境によっても「冷え」を誘発していると考えられます。

血めぐり研究会の調査でも、冷え性(冷え症)の女性の約6割が「冷房による冷え」「屋内と屋外の温度(気温)差」が昨夏の体調不良の原因であると回答しており、「冷え」環境に身体がなじめず、悩まされていたことがわかります(グラフ④)。

今夏(6月-8月)の北日本・東日本・西日本の気温は、「平年並」と「高い」確率を合わせると80%に達するという予報です(グラフ⑤)。このような環境では暑さに耐えられず、ついクールダウンにばかり走ってしまうことで「冷え性(冷え症)」を誘発し、体調不良に陥ってしまう人が多く現れることが懸念されます。

「冷え性(冷え症)」の女性で昨年の夏に身体の不調を引き起こした原因
 
2013年夏の気温に関する確率

冷え性(冷え症)に陥ると熱中症体質になってしまう
多数の女性が夏でも冷え性(冷え症)にお悩み
「冷え性(冷え症)」も「熱中症」も、体温調整しにくい体質が原因。

「内外冷え(ないがいびえ)」を繰り返すと、全身の“血めぐり不良”を引き起こし、元来「冷え性(冷え症)」ではなかった方も転じてしまう可能性があります。「冷え性(冷え症)」になると“血めぐり不良”によって、自律神経のコントロールが上手くいかない状態を招くため、外部環境に合わせて体温調整がしにくい体質となってしまいます。熱中症も、体温調整が上手くできず、体温が上昇することで発症するため、冷房で冷えた屋内から暑い屋外に出た際、急激な温度差に対応できず、体温が急上昇し、熱中症になってしまう可能性が高くなるのです。すなわち「冷え性(冷え症)」=「熱中症」体質という裏腹な状態を招いてしまいます。

調査でも「内臓冷え」を感じている女性は、夏場に「熱中症」の代表的症状とされる「だるさ」(81.1%)、「疲労」(81.1%)、「頭痛」(59.8%)、「めまい」(52.8%)、「食欲低下」(44.5%)などの不調に悩まされていることがわかっており、夏でも「冷え」には十分に注意し、“血めぐり力”を向上させることが大切です。「熱中症」対策が仇となり、常に身体を冷やし続けてしまう“常冷(とこびえ)”に陥らないようにしましょう。

体温調整ができにくい体質

朝昼晩の冷えリセットで血めぐりアップ
「内外冷え(ないがいびえ)」から身体を守り、「熱中症」体質の改善を!

暑さが厳しい今夏!だからこそ、過度なクールダウンによる「内外冷え(ないがいびえ)」対策として血めぐりアップを心がけ、「熱中症」を招かない体質づくりを目指しましょう。

icon_special_vol3朝昼食後のホットドリンクによる「内臓温め」

暑さ対策として、1日中冷たい物をとってしまうことはありませんか?そのようなことを何日も続けていると口から胃腸まで常に冷やし続け、“冷え体質”を作り出してしまい、“血めぐり”を悪化させて「熱中症」に弱い身体になってしまいます。
お腹に手をあてて“ひやっ”と手のひらが感じたら要注意!胃腸が冷えている可能性ありです。朝昼の食後、消化が活発になる時「温かい飲み物」で胃腸を温めて、「内臓冷え」を軽減させましょう。

icon_special_vol3夜の「お風呂温め」

夜は1日の“冷えリセット”として、“血めぐり”をよくする「炭酸ガス入浴剤」入りのお風呂で身体を温めましょう。38~40℃の「ぬるめのお湯」に、10~20分つかることをおすすめします。炭酸湯は身体が温まりやすくなり、「内外冷え(ないがいびえ)」で冷えた身体を芯から温めて、「熱中症」になりにくい体質をつくります。ぬるめのお湯での入浴は副交感神経が優位になり「リラックスモード」になるため、疲労回復にも効果的です。

icon_special_vol3冷えが気になる環境では「温熱シート温め」

電車やオフィスなど冷えが気になる環境では、冷え対策として、あらかじめ市販の肌に貼る温熱シートをお腹や腰、首もとに貼っておくとよいでしょう。温熱シートは薄くて持ち歩きにも便利なので、いつもバッグに常備し、胃腸の冷えや冷房による冷えを感じたときに活用しましょう。

監修:川嶋 朗先生

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メディア掲載情報

  • 2016年9月30日

    川嶋朗先生 読売新聞社「読売新聞(東京・大阪)」(シニア 疲れとれぬ・・・秋バテ注意)

  • 2016年9月19日

    ウーマンウェルネス研究会 テレビ宮崎「スーパーニュース Reらいふ」(今のうちから対策を「秋バテ」対処法)

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