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特集

2013年9月1日

目もとを温めて“慢性目疲れ”を予防

目もとを温めて“慢性目疲れ”を予防

 

目の疲れから自律神経に影響も
“慢性目疲れ”を訴える方が、近年増加中!

血めぐり研究会の調査では、4割以上の方が、常に“目の疲れ”を感じていることがわかりました(グラフ①)。さらに“目の疲れ”を感じているにも関わらず、何の対処も行っていない方が約半数でした(グラフ②)。その理由は、「対処方法がわからない」(69.3%)、「面倒である」(27%)など、悩みながらも、適切にケアを行えていない方が多いことがわかりました(グラフ③)。

また、仕事中に“目の疲れ“によって、64.3%が「集中力の低下」、45.8%が「気力の低下」、35.8%が「眠気が起こる」など仕事への悪影響を感じています(グラフ④)。

目の疲れを自覚している方
 
目の疲れを自覚している人の対処の有無

目の疲れの対処を行わない理由
 

目の疲れによって感じる症状

※2013年9月、首都圏在住の20~50代、IT機を自身で保有、日中IT機器を使用し、日ごろ目の疲れを感じている有職者男女400名を対象に実施した調査

目の疲れ“に詳しい後藤眼科院長/慶應義塾大学医学部 眼科非常勤講師 後藤英樹先生は、次のように述べています。

「目には、精神を安定させたり、興奮させたりする自律神経が集中しています。IT機器の使用などで日中、目を酷使し続けることで、自律神経は乱れ、集中力が低下したり、ストレスを感じたりすることがあります。
この症状を軽視し、適切な対策をとらないことで“慢性目疲れ“を訴える方が、近年増え続けています

“目の疲れ”と自律神経の関係とは?
仕事のパフォーマンス低下は、“目の疲れ”が大きな原因!?

日中に“目の疲れ“によって集中力や気力が下がり、仕事の効率が落ちてしまうことについて、後藤先生は次のように述べています。

「目は、自分の意のままにならない自律神経に支配されている部分が大きいため、目の一部が疲れただけで、身体の自律神経全体のシステムに影響を及ぼす可能性があります。従って、“目の疲れ”から自律神経のバランスが乱れ、精神的にストレスが溜まることで、仕事のパフォーマンスの極端な低下につながってしまうこともあると考えます」

“目の疲れ”ケアは日中のこまめな対策がカギ!
ケアのタイミングを逃すと“慢性目疲れ”を引き起こす!

先の調査によると、8割以上の方が、夕方以降16時~23時台が”目の疲れ“を感じる時間帯であると回答しています。“目の疲れ”の対処を行う時間帯は、20時~23時台と就寝前が57.3%と最も多く、1日中、目を酷使し、疲れきった後にケアしている方が多いことがわかりました。

後藤先生は

「“目の疲れ”を顕著に感じたときは、目の周りの筋肉は緊張しきっています。その時点での対処は、その場凌ぎに過ぎず “慢性目疲れ”を引き起こしてしまう可能性があります。 “目の疲れ” をピークに感じたときではなく、こまめに対策することで、筋肉が緊張しない状態を保つことが大切です」

と述べています。

実際に、お昼休みに昼食以外でしたいことで最も多かったのが「仮眠をとること」(49.5%)、続いて「目を閉じて目を休めること」(40%)と答えています。しかしながら、行動に移すことについては、「さぼっているように思われる」「恥ずかしい」と考えており、日中、こまめな“目の疲れ”の対策に踏み切れない方が多いのが現状です。

 

目の疲れの正しい対処法 目もと温め
適切な対処とタイミングで、“慢性目疲れ”を防ぎましょう。

目の疲れ“を解消するために使っているものを尋ねたところ、最も多かったのが「目薬」(82.5%)。一方で「蒸しタオル」(19.9%)、「ホットマスク」(13.7%)など“目を温める対策”を行っている方は「目薬」と答えた方の4分の1以下となっています。

この結果に対して、後藤先生は次のように述べています。

check正しい対処法

先生からのアドバイス目を温めることが重要です

「“目の疲れ”というのは、目を酷使することによる目の筋肉疲労のようなもの。この疲労を回復するには、目の周りの血めぐりをよくして、筋肉の緊張をほぐすことが根本的なケアといえます。
解消方法として、目薬を使用することも効果的ですが、筋肉の緊張をほぐすには、目を温めることが重要なのです」

check対処のタイミング

先生からのアドバイスこまめなケアが効果的

「タイミングは、症状の悪化をたどる前に、こまめにすることが効果的です」

目もと温めと目のストレッチで慢性目疲れを予防
秋は予防のチャンス!冬になる前に習慣づけましょう!

目を温めることで、血めぐりが改善し、目の周りの筋肉の緊張をほぐし、“目の疲れ”を緩和することができます。ビジネスパーソンは、仕事の合間に、短時間の休憩をとり、目を休ませることが大切です。

■昼休みや午後3時に 「目のプチシエスタ 」

昼休みや、“目の疲れ”がピークに達する午後3時頃に「目のプチシエスタ」を行いましょう。これを行うことで、“目の疲れ”が回復するばかりでなく、気分もリフレッシュして集中力、活力も向上します。
日中、目を温めるときは、より深く熱が浸透する蒸気熱の出るホットアイマスクの使用が簡単で効果的です。最近では、温めた後に、メントール効果で気分がシャキっとするアイマスクなどもあるのでおすすめです。人目を気にして仮眠を取ることができない方でも、アイマスクなら、短時間で手軽にできる対策です。

■デスクでできる 「目のストレッチ 」

デスクでいつでもできる目のストレッチも目の周りの筋肉疲労を回復してくれます。

グルグルストレッチ&ギューッパッストレッチ

冬は、寒くなり、室内にこもりがちであるため、パソコンやスマートフォンの使用、テレビ鑑賞の機会も増えて目を酷使しがちなシーズンです。秋から、目の緊張をほぐすことを習慣づけることで、“慢性目疲れ”を予防しましょう。

監修:後藤英樹先生
写真:Thinkstock / Getty Images

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