【医師・専門家監修】女性のライフステージにあわせた心と身体の健康情報

心と身体のキホン

2014年10月15日

口臭&歯周病&むし歯予防のカギは「唾液」にあった!

監修:歯科医 志村デンタルクリニック 志村 真理子先生

口臭、むし歯、歯周病など、口内の健康に欠かせないのが唾液。さまざまな口の悩みは、唾液がうまく機能することで解決できることもあります。

口臭や歯周病を予防する唾液のはたらき

唾液は1日に1000~1500mlほど分泌されるといわれています。唾液は抗菌、免疫、消化など体にとって重要なはたらきがあり、唾液の分泌量が減少するとドライマウスや口臭、むし歯、歯周病などさまざまな口の悩みが生じます。唾液の分泌量を増やすことでこれらの悩みを予防することができます。

<唾液の機能>
・自浄作用・・口の中の汚れを洗い流し、口内をきれいに保つ
・殺菌作用・・細菌の繁殖を抑え、口内を刺激から守る
・再石灰化・・歯にミネラルを補給し、むし歯を防ぐ
・緩衝作用・・酸を中和して、口の中を中性に保つ
・消化作用・・食べ物の消化を助ける

加齢と唾液分泌量の関係

加齢とともに唾液の分泌量が低下し、口内の細菌が繁殖しやすい状態になるため、ドライマウスや歯周病などの口内のトラブルが生じやすくなります。

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ドライマウスは更年期以降の女性に多くみられてきましたが、最近は、20代~40代の比較的若い女性にも増えています。若い世代のドライマウスの原因として、考えられる要因の1つにストレスがあげられます。ストレスが自律神経に影響し、自律神経が唾液の分泌量を抑制するといわれています。

>>若い女性に急増中!ドライマウス対策とは

ストレスと唾液の働き

また、唾液に関する最新の研究では、ストレスで生じるさまざまな身体の不調を感じているときに、唾液の働きが弱まっていることがわかってきました。唾液の分泌量減少や働きの低下は、口の健康を損なうだけでなく、身体の不調のサインでもあります。不調を感じたら早めのケアを心がけましょう。

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第25回日本老年歯科医学会(2014年6月)にて発表

寝起きや緊張時に口臭が気になる理由

唾液の分泌にはリズムがあります。多く分泌されるのは、日中起きている間と食事の間で、睡眠時は分泌が減少します。寝ている間は口の中の自浄作用が低下しているというわけです。そのため寝起きは一時的に口臭が強くなりがちです。
唾液の分泌には、自律神経が関わっていることも知られています。つまり、緊張すると唾液の分泌が抑えられてしまいます。大切なのは、しっかりとよく噛んで食事をし、ストレスをためずにリラックスする時間を持つこと。これは、唾液の分泌を促し、口臭をはじめとする口内の健康を保つ上で重要なことです。

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