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特集

2014年12月10日

冬のぎっくり腰に要注意!腰痛・肩こり・首こり解消のカギは温活にあり

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女性の9割以上がこりや腰痛に悩んでいた!

本格的に寒くなり、仕事や家事で慌ただしくなる年末年始は、1年の中でもとくに肩・首・腰のこりを感じやすい傾向にあります。
肩・首・腰のこりや痛みを感じている20代~50代の女性に、こりと腰痛・ぎっくり腰についての意識調査を実施したところ、こりや腰痛を感じている人の約80%が冷えを実感しているという結果になりました。
また、冬に肩・首・腰のこりを感じるという人は40%以上にのぼり、一年中感じるという人約50%とあわせると、90%以上の人がこの時期にこりや腰痛を感じていることが明らかになりました(図1)。 
さらに、30歳以上の女性の70%以上は、「ぎっくり腰経験者、またはぎっくり腰になりそうで怖い」と回答しており、多くの人が腰に不安を抱えていることがわかりました(図2)。

【図1】1年の中で、とくに肩や首、腰のこりを感じる季節はいつですか?(n=446)
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【図2】あなたは、ぎっくり腰になったことがありますか?(n=446)
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30代~40代の女性にも増えるぎっくり腰

この結果について、医学博士・健康科学アドバイザーの福田千晶先生は、次のように指摘しています。

寒さや衣服の厚着などで身体が縮こまり、仕事や家事が忙しくなる年末年始は、肩・首・腰のこりや腰痛を感じる方、ぎっくり腰になる方のご相談が多くなります。
年末年始は1月の大寒に向けてどんどん気温が下がり、忘年会・新年会をはじめ飲み会などの付き合いも増えます。さらに、大掃除などふだんやらないような作業も発生します。
女性の場合、ぎっくり腰は50代の方に多かったのですが、最近では子育てに忙しい30代~40代の主婦の方にも増えています。その理由として、常に身体に疲労がたまっているうえに、パソコンやスマートフォンに集中して同じ姿勢を長く続けてしまい、血のめぐりが悪くなっていることが考えられます。」

>>女性を悩ます肩こり&首こりの原因

こりのメカニズムとは?

「冷え」「同じ姿勢でいること(運動不足)」「疲労」などによって筋肉が緊張すると、血流が滞り、老廃物がしっかり排出されません。さらに、筋肉を作り出す細胞に酸素や栄養が行き届かず、こりが発生してしまいます。

とくにこりを感じにくい腰には要注意です。気づかないうちに疲労が蓄積しがちで、そのままにしておくと負担がかかった状態が続き、腰痛の原因になってしまいます。
「疲労」の蓄積に「冷え」「同じ姿勢でいること(運動不足)」などの原因が加わると、腰にさらに負担がかかります。その結果、何かの拍子に突然激しい痛みを感じて動けなくなる「ぎっくり腰」になってしまうこともあります。

忘年会シーズンは腰痛やぎっくり腰になりやすい!?

福田先生は次のように述べています。

寒いと血管が細くなって、ますます老廃物が排出されにくくなり、栄養が届かなくなるという悪循環がおきます。
とくに腰痛、ぎっくり腰については、いくつかのパターンがあるものの、忘年会・新年会などの宴会や大掃除が落とし穴です。年末は仕事が忙しく疲労がたまる一方、宴会の機会も多くなります。宴会では、椅子や座敷に長時間同じ姿勢で座っていることが多かったり、飲酒によって身体が一時的に温まるものの、帰宅時に外に出るとグッと冷えてしまったりして、こりを引き起こす機会が増えます
また、大掃除などできちんとした姿勢をとらずに重いものをもったり、運んだりしてしまうことで、肩や首のこり、腰の痛みを感じることがあります。きちんと身体を温めて、冷えや一日の疲労を解消しましょう。」

あなたはぎっくり腰予備軍?

生活に支障をきたすつらいぎっくり腰。まずは、自分がぎっくり腰になりやすいかどうかをチェックしてみましょう。

【ぎっくり腰予備軍チェック表】

  • □きつい服を着ることがある
  • □なんとなく腰に疲れがある
  • □立っているのがつらい
  • □腰が張っていると感じることがある
  • □腰に手を当てると、手の温かさが気持ちいい
  • □寒くても薄着をしがちである
  • □腰にいつもと違う感覚がある
  • □ハイヒールの靴をよく履く
  • □荷物がいつもより重く感じられる
  • □いつも荷物が多い

上記にチェックが2個以上ある方は、腰部を温めてぎっくり腰にならないように気をつけましょう。万が一ぎっくり腰になってしまったときは、温めずに安静にして様子をみることが大切です。

3大こり&ぎっくり腰を予防するために取り入れたい3つの方法

肩・首・腰の3大こり、腰痛、ぎっくり腰を予防するためには、身体を温めて筋肉の緊張をほぐし、血流を促進し、老廃物の排出を促すとともに、酸素や栄養を身体の細胞に届ける必要があります。日頃から身体を温めて血流をよくし、筋肉を緩めるようにしましょう。以下にこりや腰痛、ぎっくり腰の予防法をご紹介します。

①疲労を取り除く炭酸入浴
38~40℃のお湯にゆっくりと入り、身体を温めます。心臓に問題のない方には、肩までしっかりとつかる全身浴をおすすめします。肩までつかることで身体全体に水圧がかかり、腕や足にたまった血液が押し流されて老廃物が取り除かれ、疲労回復が促されます。とくに炭酸ガス入りの入浴剤は血管拡張作用が高く、温浴効果を高めて血流を促進するのでおすすめです。また、炭酸濃度が高いほど血管拡張作用はより高まります

grahu1212120<イメージ図>データ提供:花王  (*)生体にレーザー光を照射し斑点模様(スペックルの変化)から血流量を2次元マップに画像化。  入浴前の皮膚血液量を100%としたときの相対皮膚血液量

②肩・首・腰を温める
温かい空気を外に逃さないようにしっかりと防寒し、とくにこりを感じやすい部分を温めて血流をよくしましょう。自宅では、ホットタオルなどで直接温める方法もありますが、仕事中や外出時には、かんたんに血流を促すことができる肌に直接貼るタイプの蒸気のでるシートの使用がおすすめです。朝出かける前、気になる部位にシートを貼って温め対策をしましょう。

③長時間、同じ姿勢をとらないようにする
忘年会や新年会では、1時間に1回は席を立ちましょう。また、仕事や年末年始の買い物などでパソコンに集中するときは、30分おきにストレッチし、同じ姿勢を長時間とらないように注意することが大切です。さらに、年末の大掃除で、本などの重いものをもち上げるときは要注意です。しっかりとひざを曲げてかがんでから、ゆっくり持ち上げましょう。

<調査概要>
調査方法 : インターネット調査<調査会社(株)ジャストシステム>
調査期間 : 2014年11月
調査対象 : 全国の20歳~59歳の女性 446名
調査内容 : 女性のこりと腰痛・ぎっくり腰に関する意識調査

>>肩こり・首こりと体型やファッションとの意外な関係!?その解消法とは?

監修:福田千晶先生

写真:Thinkstock /Getty Images

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