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2015年4月9日

歯ぐきのハレに要注意!自覚しにくい「かくれ歯周病」の対策法

歯ぐきのハレに要注意!自覚しにくい「かくれ歯周病」の対策法

ウーマンウェルネス研究会では、30~50代の男女に歯や口内の悩みに関する意識調査を行ったところ、歯周病の可能性があるにも関わらず、その事実を自覚していないという“かくれ歯周病”が多いことが明らかになりました。今回は、症状に気づきにくい歯周病へのケアについてご紹介します。

自覚のない“かくれ歯周病”が多い!?

厚生労働省の「歯科疾患実態調査」によると、35歳以上75歳未満の約8割が歯周病(グラフ①)という実態がある一方、自分は歯周病だと思うか」との問いに、約半数が「思わない」「確信はないがそう思わない」と回答しており、歯周病に気付いていない人が多いことがわかりました(グラフ②)。これらの実態と意識の差から、歯周病であることを自覚していない“かくれ歯周病”が、30代以上に多いと推測されます。

歯ぐきのハレに要注意!自覚しにくい「かくれ歯周病」の対策法

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(30~59歳 男女868人)
(ウーマンウェルネス研究会調べ)

この結果に対し、歯科医師の高柳篤史先生は次のように述べています。「歯周病は、進行しないと痛みや違和感を得にくく、日常生活への影響もないため、自覚しにくいという特徴があります。奥歯などの見えにくく、ハブラシが届きにくい部位から歯周病が起こるのも、気づきにくい理由です」。

歯周病のサイン「歯ぐきのハレ」を見落とさない!

歯周病は、歯と歯ぐきの間に細菌が入り込むことで炎症が起きている状態です。上記意識調査では、歯周病の初期症状である「歯ぐきのハレ」を気にしている人は、わずか16.6%(グラフ③)にとどまりました。

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(30~59歳 男女868人)
(ウーマンウェルネス研究会調べ)

「歯周病予防で大切なのは、歯ぐきのハレという初期症状に気づくことです。軽度な歯ぐきのハレ(歯肉炎)なら、セルフケアで歯肉の健康を取り戻すことができるので、普段から鏡で歯ぐきの状態を観察したり、歯科医院で定期検診を受けたりするなど、歯ぐきのハレを見落とさないようにしましょう」。

>>歯ぐきのハレと口臭の意外な関係

睡眠不足・疲労・季節の変わり目も要注意

身体に負担がかかる睡眠不足や疲労が蓄積すると、歯ぐきはハレやすくなります。とくに季節の変わり目など体調を崩しやすい時期は要注意。身体の不調を感じたら、歯ぐきの状態にも注意しましょう。

>>歯周病になりやすい4つの生活習慣

歯ぐきのハレをセルフチェック!

自分では気づきにくい「歯ぐきのハレ」を見つけるには、以下の3つのポイントをチェックしましょう。

1.歯間乳頭

 

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はじめに炎症が起こりやすい部分。健康な歯ぐきは歯間乳頭がひきしまり、三角形の形をしていますが、歯ぐきがハレていると先端が丸くなります。
 歯茎

2.歯ぐきの色

 

健康な歯ぐきは薄いピンク色ですが、ハレているときは炎症して、赤みが強くなります。

 

3.ブラッシング時の出血

歯ぐきがハレると、ちょっとした刺激でも出血しやすくなります。
歯ぐきが健康であれば、念入りにブラッシングをしても出血することはありません。出血したときは歯周病を疑いましょう。

>>歯周病になる前に気をつけたい!歯ぐきのハレのケア

セルフケアで歯周病を予防!

1.歯垢を除去する

歯と歯ぐきの間を意識して1本ずつ丁寧に磨き、歯周病の原因となる歯垢を取り除くことが大切です。出血している部分も避けずに歯垢を取り除くことが大切です。

2.歯ぐきの血流を促進する

歯ぐきのハレは、歯垢由来の毒素によって歯ぐきに炎症性物質などの老廃物がたまり、血流が滞っている状態です。老廃物を効果的に排泄し、歯ぐきをマッサージすることで、歯ぐきを健康に保つ効果が期待できます。

歯ぐきをひきしめる塩の効果とは?

歯磨剤として使用されてきた「塩」には、ひきしめ効果が確認されています。また、塩(結晶)の方が脱水作用(ひきしめ効果)や血流促進効果が高いというデータがあります(グラフ参照)。

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「塩化ナトリウム水溶液および塩化ナトリウム配合歯磨剤の歯肉血流促進効果」 花王株式会社 辻田ら:日本歯周病学会誌. 30(3); 868-874, 1988. より作図

歯ぐきのマッサージで、より健康な歯ぐきを保つ

歯ぐきのマッサージは、血流促進など歯ぐきの健康を保つ効果があります。ハブラシや指など、歯ぐきマッサージを取り入れましょう。

>>歯周病ケアのカギは歯垢除去&歯ぐきマッサージ

監修:高柳篤史先生
写真:Thinkstock/Getty Images

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