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心と身体のキホン

2016年8月31日

太りやすい、太りにくい体質を決める褐色脂肪とは

代謝をあげるカギとして、最近話題の「褐色脂肪」。代謝との関係について説明します。

褐色脂肪の活性が高い人は、全身の脂肪代謝が高い

本来、人間は自分で熱(エネルギー)を作り出す「熱産生」という機能をもっています。とくに、寒いときの体温調整や、食事を消化・吸収する際の「熱産生」に関わっているのが「褐色脂肪」です。褐色脂肪は、脂肪を消費して熱(エネルギー)を生み出す働きがあり、「太りやすい」「太りにくい」などの体質を決める要因のひとつと考えられています。また、最近の研究で、褐色脂肪の活性の高い人は、全身の脂肪代謝が高いことが明らかになりました。

褐色脂肪が多いのは赤ちゃんの頃?

この褐色脂肪がいちばん多く身体に存在するのは、実は赤ちゃんの頃です。褐色脂肪は、体内のヒーターのようなもの。生まれたばかりの頃、赤ちゃんは体温調節の機能が未発達です。そのため、ヒーターの役割である褐色脂肪が熱を作り出し、一定以上の体温を確保しています。赤ちゃんは、37℃くらいのお母さんの胎内から、25℃くらいの外の世界へ産まれる瞬間に、10℃以上もの温度差を体感します。その寒冷刺激によって、赤ちゃんの褐色脂肪は活性化すると考えられています。

この褐色脂肪は年齢とともに減少し、成人になるとなくなってしまうという説がありました。しかし近年、成人でも褐色脂肪は存在し、その活性が高い人と低い人がいることがわかってきました。褐色脂肪の活性の程度にはかなり個人差があり、活性の高い人は全身の脂肪代謝が高いという研究結果が出ています。(図①)。

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(データ提供:花王)

また、褐色脂肪のある人とない人では、1日あたりの消費カロリーで10~20㎉の差があるともいわれています。これが蓄積されていくと、20年後には体重にして約10㎏の差になる計算に。褐色脂肪の活性の高い人は、内臓脂肪が少ないというデータもあります(図②)。

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褐色脂肪で代謝アップ

年齢とともに減少する褐色脂肪、最近では活性を高める方法があることもわかってきました。褐色脂肪を活性化させることで、脂肪が消費されて熱産生が高まり、代謝アップにつながります。そのためには、水泳などの寒冷刺激や、茶カテキンを摂取することが効果的といわれています。

茶カテキンを継続的に摂取すると、褐色脂肪が活性化し、全身の脂肪代謝が高まるという研究結果も出ています。

>>褐色脂肪を活性化して代謝をあげる4つの方法

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監修:斉藤昌之先生

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