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心と身体のキホン

2016年8月31日

代謝をあげる食事誘導性熱産生とは?

監修:花王(株)ヘルスケア食品研究所 竹下 尚男

食事をすると、身体がほかほか温まります。それは、「食事誘導性熱産生」といい、食物の消化・吸収などでエネルギーを消費する際に「熱」が作り出される身体の活動です。この食事誘導性熱産生を高めることは、代謝アップにもつながります。

食事誘導性熱産生とは

食事をすると、消化などのために内臓が活発に動き、エネルギーを消費します。このときに「熱産生」が起こることを「食事誘導性熱産生」といいます。「食事」の場面では、実はエネルギーを「摂取」しながらも、消化吸収のために、エネルギーの「消費」も行われているのです。つまり、食べながらカロリー消費を行っているということです。食事誘導性熱産生が高まると、エネルギーを消費する力が高まり、代謝アップにつながります。

食事誘導性熱産生を高めるには?

①よく噛んで食べる

同じ食事を一品ずつよく味わって食べた場合と、すべてをミキサーで混ぜて固め、ひとつにして食べた場合とを比べた研究があります。その結果によると、一品ずつ味わったときの方がすべてを混ぜたときより、食事誘導性熱産生が高まるということがわかっています。

つまり、同じ食事を同じ量摂取しても、よく噛み、よく味わって食べる方が、摂取したエネルギーが消費されやすいということです。

②熱を生み出す食材をとり入れる

食材を選ぶときは、以下の「熱食材」をバランスよく選ぶようにしましょう(図➀)。

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>>【熱トレ 食事編】食べて代謝アップする効果的な方法とは?

また、茶カテキンを継続的に摂取すると、食事誘導性熱産生が1.8倍になるというデータがあります(図②)。

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③ 褐色脂肪を活性化させる

脂肪を消費し、熱(エネルギー)を作り出す「褐色脂肪」は、「太りやすさ」「太りにくさ」を決める要因のひとつとして注目されています。この褐色脂肪の活性を高めることで、食事誘導性熱産生が高まるといわれています。褐色脂肪の活性を高めるためには、水泳などの寒冷刺激や茶カテキンを摂取することが効果的です。

>>太りやすい、太りにくい体質を決める褐色脂肪とは

>>褐色脂肪を活性化して代謝をあげる4つの方法

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