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特集

2016年12月15日

【正月病】だるい、身体が重い、眠い…約7割が経験する「正月病」の原因とは?

監修:医師、医学博士、健康科学アドバイザー 福田 千晶先生

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正月はたっぷり休んだのに、休み明けに「だるい」「身体が重い」「眠い」などと感じることはありませんか?そんな正月病の原因と対策についてご紹介します。

正月病の3大要因は?

連休明けに体調変化を訴える人が最も多くなるのは「年末年始休み」明けです。ウーマンウェルネス研究会の調査では、約7割が年末年始の休み明けに「だるい」「身体が重い」「眠い」などの不調を感じるという結果に。この時期に感じる 「だるい」「身体が重い」「眠い」などの症状を総称して「正月病」と呼んでいますが、その原因として、次の3つが考えられます。

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原因1:食生活の乱れ

正月はおせちなどが常に食卓に並び、食事の回数がいつもより増えます。また、のんびりと過ごすことが増えるため、活動量が少なくなりがち。そうすると、短期間で体重が増えて身体が重く感じられ、増えた重さの分だけ身体に負担がかかるため、だるさや腰痛・肩こりにもつながります。また、“だらだら食い”で胃腸が休む暇なく働き続けるため、胃腸の疲れも感じやすくなります。

原因2:生活リズムの乱れ

多忙な年末から一変して、正月はのんびりモードに。そして休み明けには忙しい生活が始まる、というように、短期間で生活リズムが大きく変わることで疲れやすくなります。とくに、若い世代は親がまだ健在なため、実家に帰省すると至れりつくせり。休み明けの忙しさとのギャップが激しく、だるさややる気の低下を感じやすくなります。

原因3:睡眠リズムの乱れ

「年末年始休み」の間は、就寝時間や起床時間が遅くなり、いつもの睡眠リズムが乱れがちに。リズムが乱れることで睡眠の質が低下すると、昼間に眠くなるほか、身体の疲れがとれず、だるさを感じるようになります。

さらに、この時期は室内外の寒暖差が一段と大きくなるために体力も消耗しやすくなり、1年で最も体調変化が起こりやすいと言えるのです。

正月病「身体が重い」「だるい」「眠い」の3つの対策

対策1: 身体の重さを感じたときは?

人はいったん太ると、せっかく増えた脂肪を減らさずに維持しようとするメカニズムが働き、一層食欲が増えてしまいます。身体が重いなと感じたら、早めの対策をとりましょう。

・正月モードの冷蔵庫内をリセット!

冷蔵庫は胃袋の鏡とも言えます。年末年始の冷蔵庫内は食材が溢れがち。その状態に慣れてしまうと、“空いた冷蔵庫内のスペースに何か補充しなくては”という心理が働き、食材を買い込み、結果的に食べ過ぎにつながります。そこで年末年始休み前の庫内の写真を撮っておくのがおすすめ。“冷蔵庫内がどうもメタボになってきたな”と感じたら、写真を見返して、ストック量をリセットしましょう。

・脂肪代謝アップを促すドリンクをプラス!

緑茶に含まれる「茶カテキン」には、脂肪を代謝する力を高め、体脂肪を減らすのを助ける働きがあることがわかっています。

茶カテキンの脂肪の代謝向上の効果

腹部全脂肪面積(データ提供:花王)

冬は寒さに備えて脂肪を蓄えようとして、本能的に砂糖やクリームの入ったカロリーの高い飲みものを飲みたくなります。そんなときは、緑茶を飲む習慣をつけ、食生活の乱れによって、溜まってしまった脂肪を代謝させましょう。

・“ツイストエクササイズ”で、お腹をシェイプアップ!

短期間で体重が増えたときに、一番気になるのはお腹まわりの脂肪です。お腹を取り囲む3つの筋肉(腹直筋・腹横筋・腹斜筋)を使うのをサボっていると、お腹が出やすくなります。自宅やオフィスなどでかんたんにできる“ツイストエクササイズ”でお腹周囲の筋肉を使いこなして身体を引き締めましょう。個人差はありますが、腰痛や便秘の改善にも効果が期待できます。

ツイストエクササイズ1 のコピー

① 姿勢を正して両足を肩幅に開いて立ち、胸の前で手を合わせてゆっくりと息を吸う。

ツイストエクササイズ2 のコピー

② ゆっくりと息を吐きながら、体を右にねじって5秒間キープ(呼吸は普通にする)。両手のつなぎ目が、常に胸の中心にくるようにし、地面と並行に動かす。ゆっくりと息を吸いながら①の姿勢に戻ったら、左側も同様に行なう。回数は左右交互に4回くらいから始めてみましょう。

対策2:朝からだるいときは?

・朝日を浴びて、1日の体内リズムのスイッチをオン!

朝日を浴びると幸せホルモン「セロトニン」の分泌量が増え、すっきり気持ちのいい1日をスタートできます。仕事のストレスや厳しい寒さに負けない活力をつけましょう。

・朝の炭酸入浴&濃いめの緑茶で、お目覚めのスイッチをオン!

朝、40℃のお湯で炭酸入浴をすると、身体が目覚めやすくなります。炭酸入浴はさら湯に比べてすばやく身体が温まるので、忙しい朝にもおすすめ。また、濃いめに淹れた緑茶やコーヒーも覚醒作用があるため、お目覚めアイテムにおすすめです。

対策3:昼間に眠気やだるさを感じたときは?

夜の睡眠の質が低下すると、昼間に眠さやだるさを感じやすくなります。夜の睡眠の質を高めるには、就寝前の温めとリラックスが重要です。

・就寝1時間前の炭酸入浴

炭酸ガス入りの入浴剤を入れた38~40℃のお湯に10~20分浸かることで、血流がよくなって深部体温が上昇します。また、副交感神経が優位になり、リラックスすることができます。炭酸入浴で一時的に体温を上げ、手足の先から放熱を促すと、体温が下がるタイミングで寝つきやすくなります。

【炭酸ガス入浴剤の深部体温変化】

(データ提供:花王)

・蒸気で首もとを温める

人間の身体には、短時間で温かさを感じやすいホットポイントが数カ所あります。最も温かさを感じやすいホットポイントは首もとです。寝る前に30分程度、首もとを温めましょう。リラックスして副交感神経が優位になり、深い睡眠が得られます。蒸しタオルや市販の温熱シートを上手に活用しましょう。

身体の部位別マップ

>>お正月の休み明けの「だるさ」と「眠気」を吹き飛ばす6つのテクニック

また、正月明けの体重増加が気になる人は、解消策としてこちらをチェックしましょう。

>>正月太り解消には、冷蔵庫の中身をリセットするといいって本当?

<調査概要>
・調査方法 : インターネット調査
・調査期間 : 2016年10月28日~11月1日
・調査対象 : 首都圏在住の 20代~50代の男女895名
・調査内容 : 「年末年始の過ごし方と体調」に関する意識調査

写真:PIXTA

>>年末年始の過ごし方チェック!正月太りしやすいタイプ?

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