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2016年12月2日

ストレスで手足が冷える?冷えとストレス対策には温活が効く!

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日ごとに寒さがつのり、身体の冷えが気になるこの季節。冬は気分も落ち込みがちで、ストレスが原因で身体が冷えることも。身体の冷えとストレスの関係、そして身体を効率的に温めるコツについて紹介します。

「冷え」と「ストレス」の密接な関係

首都圏在住の20代~50代の男女893人を対象とした「冷え」と「ストレス」に関する意識調査では、冬に身体の冷えが気になる人は全体で約6割、女性の場合は約8割にもおよぶ結果に。
また、日常的にストレスを感じている女性は約8割にものぼり、「冷え」と「ストレス」の両方を感じている女性は約7割にもおよびました。

「冷え」と「ストレス」は密接な相互関係があります。身体が冷えると、放熱を防ぐために交感神経が働いて末梢の血管が収縮し、手足が冷たくなります。身体は交感神経が優位になるとリラックスできず、緊張状態が続いてしまいます。また、ストレスを感じたときにも交感神経が働き、末梢の血管が収縮して血流量が低下するため、身体の末端部分の冷えを感じるようになります。

>>手足が冷えやすい人はストレスを感じやすい?冬こそ冷え症の改善を!

>>冷えもストレスも解消!この冬取り入れるべき話題の“温活”とは?

「冷え」と「ストレス」が重なる人は、「手足が冷える」「日光を浴びない」「歩かない」

また同調査によると、「冷え」と「ストレス」両方を感じている女性は、どちらも感じていない女性と比べて、日光を浴びる時間や歩行時間が短いことがわかりました。また、もっとも冷えやすい部分は手先や足先に集中することが明らかに。

日光を浴びると幸せホルモンと呼ばれるセロトニンが増えます。さらに、歩行で手足の筋肉を動かすことで血めぐりが良くなります。つまり、日光を浴びず、歩く時間が短い人ほど、手足が冷えて、ストレスも感じやすいといえます。

冬に「冷え」と「ストレス」が加速する3つの要因

同調査では、男女ともに冬は1年のうちでもっとも身体の不調(身体が重い、頭が重い、気分がすっきりしないなど)を感じやすく、もっとも気分が落ち込みやすい季節であると感じていることもわかりました。

冬に冷えとストレスが重なりやすくなるのは下記のような理由があります。

①日照時間が減少

太陽の光を浴びると多く分泌されるといわれる幸せホルモン「セロトニン」は、日照時間が短くなる冬になると分泌が減少します。そのため、夏に比べて冬の方が不安な気持ちになったり、落ち込んだり、精神的なストレスによるダメージを受けやすくなったりするのです。

さらに今シーズンの秋から冬にかけては、例年に比べて日照時間が少なかったことが気象庁より発表されています。とくに首都圏の平均日照時間は平年の83.75%で、日照時間が例年より約2割も少ないことがわかりました。

日照時間平均

②厳しい寒さ

冬の寒さで交感神経が優位になり、末梢の血管が収縮するため、手足が冷えやすくなると同時に、リラックスできずストレスを感じやすくなります。また、身体が冷えると幸せホルモン「セロトニン」とやる気ホルモンと呼ばれる「ドーパミン」を作る酵素が減り、分泌が減少します。気象庁によると、この冬はラニーニャ現象の影響で、西日本を中心に厳しい寒さになると予想されているので、注意が必要です。

③室内外の寒暖差

温かい室内と冷たい空気の室外との温度差で自律神経のバランスを崩しやすくなり、心身ともに「冷え」と「ストレス」を感じやすくなります。

「温活」で冷えた心と身体をリセットしよう!

「冷え」と「ストレス」のスパイラルを断ち切るためには、身体の中と外の両方から温める「温活」が有効。「温活」で自律神経をととのえて血めぐりを良くすると冷えが解消するのはもちろん、代謝や免疫力も向上します。

>>お腹を冷えから守る温活は“中から&外から”がポイント

温活ステップ1 キホンはリラックス!

身体を温める前に、まずは気持ちをリラックスさせることが大切。リラックスすると、副交感神経が優位になって血めぐりが良くなります。リラックス法はさまざまですが、目もとを10分程度蒸気で温めると、交感神経が抑えられることで副交感神経が優位になり、短時間でリラックスモードに切り替えることができます。温める際の温度は、人が心地よいと感じる約40℃がおすすめ。

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(データ提供:花王)

40℃の蒸しタオルで10分間目もとを温めると、指先の血管が拡張し、手先が温まります(上のグラフ参照)。交感神経が抑えられることで副交感神経が優位になり、リラックスしていることがわかります。

温活ステップ2 炭酸ガス入りの入浴剤と温熱シートを活用

入浴時には、炭酸ガス入りの入浴剤を使いましょう。血行が促進されて深部体温が上昇し、湯上り後も温かさが持続するため効果的です。お湯の温度が熱すぎると交感神経が優位になり、寝つきが悪くなるので要注意。38~40℃のお湯にゆっくりと浸かることで、副交感神経が優位になり、リラックスして全身が温まります。

深部体温変化

(データ提供:花王)

また、首やお腹・腰まわりなどをしっかり温めると全身の血流がよくなり、手足の先まで熱が伝わります。温める際は、蒸気が出るタイプの温熱シートを使うと、広く深く温熱が伝わり、血めぐりが促進されます。

>>冬こそ寒さ対策!「首」を温めるといい理由とは?

深部体温変化

(データ提供:花王)

温活ステップ3 ストレッチで身体をほぐす

寒さで緊張した身体をほぐしてリラックスするには、縮こまった部分を伸ばすストレッチがおすすめ。「冷え」や「ストレス」で交感神経が優位になると、筋肉が緊張して呼吸が浅くなりがちです。筋肉の緊張を和らげ呼吸を整えましょう。通常のストレッチでは、息を吐きながら筋肉を動かしますが、息を吸う時に背中と胸の筋肉を伸ばすという、逆の動きがポイントです。

ストレッチで身体をほぐす

(出典:吸筋ストレッチ体操レッスン編/呼吸筋ストレッチ体操 解説編)

  1. 胸の前で両手を組み、鼻からゆっくりと息を吸い、口からゆっくりと吐き出します。
  2. 息を吐ききったら、息を吸いながら腕を前に伸ばし、背中を丸めていきます。
  3. 息を吸いながら充分に背中を丸めきったら、ゆっくりと息を吐きながら腕と背中を①の姿勢に戻します。

軽いウォーキングで血流も幸せホルモンもアップ

体温の約3割は、筋肉によって生み出されています。筋肉を動かすと、血流が促進されて体温が上昇します。人間の筋肉の3分の2は下半身に集まっています。その筋肉を日常的に動かすことで下半身にたまった血液が心臓に戻り、全身の血めぐりがよくなります。

また、冬は日照時間が短く身体が冷えるため、セロトニンやドーパミンを合成する力がダウンします。日の光を浴びながらリズミカルに歩くことで、幸せホルモンをアップさせながら身体を中から温めることができます。
ウォーキングをする時間帯は紫外線の弱い朝がおすすめ。日焼け防止のため、顔や腕などに日焼け止めを塗っておくといいでしょう。

・調査方法 : インターネット調査
・調査期間 : 2016年10月26日~10月29日
・調査対象 : 20代~50代の男女893名
・調査内容 : 冷えとストレスに関する意識調査

監修:川嶋 朗先生

写真:PIXTA

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