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特集

2017年3月6日

春の寒暖差で約9割が「春バテ」!自律神経を整える春バテ解消法

監修:統合医療医 東京有明医療大学 教授 川嶋 朗先生

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春は激しい寒暖差や新生活の緊張から、春特有の心身の不調「春バテ」を感じる人が多くいます。そんな春バテの原因と対策についてご紹介します。

激しい寒暖差や春のストレスが引き起こす「春バテ」とは?

激しい寒暖差や春特有の環境の変化、ストレスなどが原因となって、自律神経が乱れ、「だるい」「イライラ」「やる気がでない」などの症状があらわれることがあります。ウーマンウェルネス研究会では、このような症状を「春バテ」と呼んでいます。同研究会の調査では、約9割の人が何らかの不調(春バテ)を感じたことがあるという結果に(グラフ①参照)。また、「昼間眠い」「目覚めが悪い」「夜眠れない」など睡眠の不調があらわれるのも春バテ特有の症状といえます。

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           (左:グラフ① n=629、右:グラフ②)

この時期、昨日は暖かかったのに今日は極寒といった、前日との寒暖差が最も身体にこたえるものです。実際に昨年の寒暖差を調べてみると、1週間の中で約15℃も最高気温に差があったことがわかりました(グラフ②参照)。春バテしないためには、このような気温の変化に備えた日ごろの予防と対策が必要です。

>>春はなんで「イライラ」するの?春の不調を東洋医学で解説

 

春バテの原因①激しい寒暖差

春は、身体が寒暖差に対応するため、交感神経が優位になりっぱなしになり、相当量のエネルギーが消耗されるため、「疲れ」や「だるさ」を感じやすくなります。また、冬から春になり、ファッション面でも薄着になる機会が増えることで身体が冷えやすくなり、血のめぐりも悪くなります。

 

春バテの原因②めまぐるしい気圧の変化

移動性高気圧が次々にやってきて低気圧と高気圧が頻繁に入れ替わるこの時期、自律神経の切り替えがうまくいかなくなりがちです。また、低気圧になると、血中の酸素濃度が下がり、昼でも眠くなったり、身体がだるくなったりします。

 

春バテの原因③生活環境の変化

春は、卒業や入学や進学、転勤、異動、新生活のスタート、育休後の復職など、自分や身のまわりの生活が大きく変化する季節。知らず知らずのうちに緊張感やストレスが生じることで自律神経が乱れ、春バテしやすくなります(グラフ③参照)。また、ここに花粉症などの体質的要因が加わると、新生活によるストレスと花粉症によるストレスが重なり、精神的なダメージも受けやすくなります。

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(グラフ③)

春バテの予防と対策

春バテの対策には、自律神経を整え、交感神経と副交感神経の切り替えを適正かつスムーズに行うことが大切です。ストレスをためずにリラックスを心がけ、服装などで温度調整をすることも忘れずに。もしも冷えてしまったら身体を温めるようにしましょう。

①蒸気の目もと温めでリラックス

目もとを心地よく温めると、短時間で副交感神経が優位になり、リラックスできます。温度は、目もとが気持ちいいと感じる約40℃が最適。温めには蒸気をともなうアイマスクや蒸しタオルを使いましょう。蒸気は乾いた熱に比べて、深く広く温めることができます。リラックスした状態かどうかは、光を見たときに瞳孔が反射的に縮む程度でわかります(グラフ④⑤参照)。

<蒸気で目もとを温めてリラックスすると瞳孔が縮む>

<蒸気で目もとを温めてリラックスすると瞳孔が縮む>

(グラフ④データ提供:花王)

<40℃の蒸気で目もとを温めたときの縮瞳率変化>

グラフ⑤ 40℃蒸気で目もとを温めたときの縮瞳率変化

(グラフ⑤ データ提供:花王)

②ぬるめの炭酸入浴でリラックス

体温、血圧、心拍数を穏やかに変化させる入浴を一定期間継続するのもおすすめ。炭酸ガス入りの入浴剤を入れた38~40℃のお湯に10~20分間入浴し、これを週5日以上を目安に続けましょう。ぬるめのお湯での炭酸入浴は自律神経を整え、身体をリラックスモードにしてくれます(グラフ⑥参照)。

<炭酸入浴による自律神経活動量の増加>

グラフ⑤ 40℃蒸気で目もとを温めたときの縮瞳率変化

(グラフ⑥)

③目もと&首もとを温めて睡眠の質をアップ

春は睡眠の悩みも多い季節。スムーズで深い眠りを誘うには、副交感神経を優位にし、心身をリラックスさせる必要があります。就寝前に目もとや首もとを心地よく温めることで、副交感神経が優位になり、リラックスできます。また、血めぐりもよくなるので、しばらくすると手足の先から放熱して体温が下がってきます。この落差が眠気を誘い、ぐっすりと眠りにつくことができます。また、眠る前にアロマオイルでマッサージをしたり、ハーブティーなどを飲んだり、音楽を聴いたりするなど、リラックスを心がけるようにしましょう。

<意識調査概要>

調査方法 : インターネット調査
調査期間 : 2017年1月11日~1月14日
調査対象 : 首都圏の20歳~59歳の男女 629名
調査内容 : 春の不調に関する意識調査

写真:PIXTA

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メディア掲載情報

  • 2017年6月28日

    ウーマンウェルネス研究会 信濃毎日新聞株式会社長野本社「信濃毎日新聞」(連絡ノート ▼6割が梅雨時に不調 炭酸ガス入りの入浴剤を入れたぬるめのお湯にゆっくり浸かることを勧めている)

  • 2017年6月27日

    後藤英樹先生 ㈱光文社「女性自身」(温め&深呼吸で防げ!「夏ドライアイ」目の周りを温める)

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