【医師・専門家監修】女性のライフステージにあわせた心と身体の健康情報

心と身体のキホン

2017年7月12日

「問題なし」でもスルーしない!健康診断結果の正しい見方とは?

監修:医師、医学博士、健康科学アドバイザー 福田 千晶先生

「問題なし」でもスルーしない!健康診断結果の正しい見方とは?

年に一度、会社や自治体の健康診断、人間ドックを受けているという人は多いはず。でも、届いた結果をちゃんと見ずに、「問題なしだからよかった〜」なんてスルーしていませんか? 

実は健康診断の結果には、身体の現在や未来についての大切な情報がいっぱい! 7月12日の「人間ドックの日」をきっかけに、あらためてチェックしてみませんか?

健康診断の結果は、ライフスタイルに応じて経年変化に注目

女性は、家族や仕事を優先して「問題なければOK」と自分の健康をおろそかにしてしまいがち。でも、更年期の前後になると急に「中性脂肪が多い!」「もしかして高血圧!?」など、健康トラブルを抱える女性が増えてきます。

実はそのトラブルのタネ、30代のころから芽生えていたのかも? それをいち早く知るために役立つのが健康診断です。「結果は正常範囲内だけど、この数値が年々、高くなってきている」など、数値の変化までしっかりチェックを。それが、今の身体を守り、将来のトラブルの芽をつむことにつながります。

健康診断で検査する項目はどれも重要。「ここだけ見ればOK」というものではありませんが、ライフスタイルやこれからの生活設計に応じて、とくに注目するとよい項目がこちら。

ライフスタイル別 健康診断のチェックポイント

ダイエット中
BMIで実際に太っているかどうかを確認。貧血にも注意します。

  • □ 身体計測の「BMI」(身長と体重から、肥満指数がわかる)
  • □ 血液検査の「赤血球数」「ヘモグロビン」「ヘマトクリット」(いずれも貧血の診断に用いられる)

妊娠、出産を計画している
妊娠すると高血圧や高血糖になる場合があるので、事前に異常がないかを確認。また、貧血にも注意。

  • □ 血圧測定の「血圧」
  • □ 血液検査の「血糖」
  • □ 血液検査の「赤血球数」「ヘモグロビン」「ヘマトクリット」(いずれも貧血の診断に用いられる)

甘いものがやめられない
体重や腹囲が増えてきたら要注意。やせ型でも、血糖や中性脂肪が変化する場合も。

  • □ 身体計測の「体重」「腹囲」
  • □ 血液検査の「血糖」「中性脂肪」

お酒がやめられない
アルコールをとり過ぎると、血糖や中性脂肪が増えたり、肝臓や膵臓の機能に影響したりします。

  • □ 血液検査の「血糖」「中性脂肪」
  • □ 血液検査の「AST/ALT」「γ-GT(γ-GTP)」「ビリルビン」(いずれも肝臓の働きを示す)
  • □ 血液検査の「血清膵アミラーゼ」(膵臓の働きを示す)

ストレスがたまっている
ストレスによって感覚器がダメージを受け、視力や聴力に変化がでることがあります。ストレスを解消するために食べ過ぎてしまうことも。

  • □ 身体計測の「体重」
  • □ 眼科検査の「視力」
  • □ 聴力検査の「聴力」
  • □ 血液検査の「中性脂肪」「総コレステロール」「LDL-コレステロール」

睡眠不足
睡眠不足で血圧や体重が変動します。また、起きている時間が長くなるため、目の疲れで一時的に視力が低下することも。

  • □ 身体計測の「体重」
  • □ 血圧測定の「血圧」
  • □ 眼科検査の「視力」

夜遅くに食事をする
寝るまでにエネルギーが消費しきれないと、余ったエネルギーが血中の中性脂肪やLDL-コレステロール値に変わりやすい。また、BMIや体重、腹囲が増える。

  • □ 身体計測の「BMI」「体重」「腹囲」
  • □ 血液検査の「中性脂肪」「総コレステロール」「LDL-コレステロール」

運動不足
血液中の余分な脂質を取り除いてくれるHDL-コレステロールは、運動すると増え、運動不足によって低下することがわかっています。

  • □ 身体計測の「BMI」「体重」「腹囲」
  • □ 血圧測定の「血圧」
  • □ 血液検査の「HDL-コレステロール」

>>中性脂肪、皮下脂肪、内臓脂肪……身体にたまるアブラの正体を知りたい!

>>やせているのに中性脂肪が多い…これってアリですか?

写真:PIXTA

関連の悩み別記事を見る

代謝・脂肪・ダイエット

健康診断

キーワードから探す

あなたの血めぐりは大丈夫? 血めぐりチェック

人気記事ランキング

インフォメーション

メディア掲載情報

  • 2017年6月28日

    ウーマンウェルネス研究会 信濃毎日新聞株式会社長野本社「信濃毎日新聞」(連絡ノート ▼6割が梅雨時に不調 炭酸ガス入りの入浴剤を入れたぬるめのお湯にゆっくり浸かることを勧めている)

  • 2017年6月27日

    後藤英樹先生 ㈱光文社「女性自身」(温め&深呼吸で防げ!「夏ドライアイ」目の周りを温める)

最新記事