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2017年11月6日

【歯周病による口臭対策】予防するための5つのポイント

監修:歯科医 東京歯科大学 客員准教授 高柳 篤史先生

歯周病による口臭、予防のためのセルフケアのポイントは?

年齢とともに増えてくるオーラルケアの悩み。なかでも、40代以降に深刻化するのが「口臭」です。加齢による口臭の原因のひとつに、「歯周病」があります。口臭が気になったら歯周病予防をとり入れることが大切です。何歳になっても気持ちよくおしゃべりや食事を楽しみましょう!

口臭はおもに3タイプ

口臭には、「生理的口臭」と「病的口臭」、「仮性口臭」の3つがあります。

1 生理的口臭…起床直後、空腹時、緊張したときなど、唾液の分泌が減ると誰にでも発生する口臭。ニンニクなど臭いの強い食品、お酒やタバコ、歯につまった食べもののカスによっても発生。加齢によって強くなることもあります。

2 病的口臭…おもに歯周病やむし歯、口の中の潰瘍などによって発生する口臭。病的口臭のうち、もっとも多いのが歯周病による口臭です。鼻やのど、消化器の病気などによっても発生します。

3 仮性口臭…実際には臭いがほとんどなく、他人には臭わないのに本人だけが気になる口臭。

口臭の分類

歯周病・むし歯・口臭の原因&予防まとめ
歯周病・むし歯・口臭の原因&予防まとめ

年齢とともに口臭が強くなる理由

年齢が上がるにしたがって、口臭は強くなる傾向に。その理由として、次の3つが考えられます。

1唾液の減少
年齢とともに、唾液の分泌量は減少します。唾液には口をきれいにする自浄作用がありますが、唾液が減ることで歯垢がたまりやすくなったり、歯にものが詰まりやすくなったりします。このため、年齢を重ねるにつれて「生理的口臭」が発生しやすくなるのです。

2歯周病の増加
年齢を重ねるにつれて、歯周病になる人が増えます。また、歯周ポケットが深くなったり、歯ぐきが下がったりするなど、歯周病が進行しがち。それによって歯周病由来の「病的口臭」が発生しやすくなります。

3噛み合わせの悪化
ブリッジや部分入れ歯の噛み合わせが悪くなったり、歯と歯のすき間ができたりすることで、食べもののカスがはさまりやすくなると、歯垢がたまり、口臭が気になることがあります。

歯周病で口臭が発生する理由

歯周病とは、歯肉や歯根膜、歯槽骨など、歯を支える土台が破壊されてしまう病気です。歯垢の中の細菌によって歯ぐき(歯肉)に炎症が起こり(歯肉炎)、やがて歯を支える骨が溶けてしまう歯周炎(歯槽膿漏)へと進行します。歯周病による口臭のおもな原因は、次の2つですが、口臭は歯周病の進行とともに強くなる傾向があります。

1歯周病菌が作り出す悪臭物質

歯周病を起こす細菌は、酸素を嫌う「嫌気性菌」がほとんど。「嫌気性菌」は代謝によって悪臭を放つ物質を作り出します。

2歯周ポケットからしみ出る血液や膿
歯周病になると、歯ぐきから出血したり、膿が出たりします。この血液や膿が歯周ポケットからしみ出てくると、細菌の代謝によって歯周病に特有の卵が腐ったような臭いが発生します。

セルフケアで歯周病による口臭を予防!

口臭はなかなか自分では気づきにくいのがやっかいです。「口臭があるかな」と悩む前に、しっかり歯周病対策をすることで、歯周病由来の口臭を予防できます。ここでは、そのための5つの方法を紹介します。

自分でできる口臭対策

1 ていねいな歯磨き
歯周病を予防するのにもっとも大切なのは、歯磨きによって歯と歯ぐきの間の歯垢をきちんと落とすことです。歯と歯の間の歯肉はとくに意識して磨きましょう。銅クロロフィルなどの口臭防止成分配合のハミガキを利用してもいいでしょう。

2 洗口液の活用
ていねいな歯磨きに加えて、洗口液の使用も口臭予防に効果的です。すぐに歯磨きできないときは、洗口液を使うことで手軽な臭い対策ができます。

3 歯周ポケット内の汚れを落とす
口臭の原因となる歯と歯ぐきの間の溝のタンパク質汚れをブラッシングでとり除きましょう。歯肉の炎症を抑えることで、歯周病による口臭を予防できます。

4 ブリッジや部分入れ歯のすき間ケア
ブリッジや部分入れ歯の周辺は、歯垢がたまりやすいすき間があり、歯周病になりやすいので気をつけましょう。ブリッジや部分入れ歯と歯肉の境目にハブラシの毛先をきちんと当てて、すき間までやさしくブラッシングすることが大切です。細かいすき間をしっかり磨きたい人は、やわらかい毛がぎっしりと植毛されたタイプのハブラシもおすすめです。

5 歯ぐきが下がってきたら、歯のすき間ケア
歯肉がやせてすき間ができると、汚れがたまりやすくなり、歯周病がさらに進行してしまう恐れがあるので注意しましょう。歯のすき間にハブラシをきちんとあてて小刻みに動かしながら、ていねいに磨きましょう。

写真:PIXTA

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