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2016年1月27日

できる前のケアがポイント!シミができる原因とは?

冬だからといって油断は禁物! 紫外線は1年中降り注ぎ、シミのもとをつくってしまいます。今回は、紫外線によってシミができる仕組みを紹介します。

シミはどのようにつくられる?

肌は表皮(0.1〜0.2㎜)とその奥の真皮(約2.0㎜)に大きく分けられます。さらに、表皮の最も外側にある角層はケラチノサイト(角化細胞)という細胞で構成されています。

紫外線によるメラニン生成メカニズム

肌が紫外線を浴びると、ケラチノサイトが表皮の奥にあるメラノサイト(色素細胞)に、「メラニンをつくれ!」という指令を出します。
メラニンとは、メラノサイトで生成される色素のこと。このときに指令を出しているのが「エンドセリン」という物質です。そこで指令を受けたメラノサイトが、メラニン色素をつくり出します(図①)。

若いうちは、肌のターンオーバーが約28日周期で規則正しく行われます。その周期に従い、メラニンは肌の表面へと押し上げられ、やがて排出されます。

しかし、加齢や肌のコンディションの悪化により、ターンオーバーのサイクルが乱れがちになると、メラニンがなかなか排出されません。すると表皮にとどまってしまい、シミとなってしまうのです。

エンドセリンとは?
人間の身体の中には、細胞から細胞への情報伝達に使われるさまざまな物質がありますが、エンドセリンはこの「情報伝達物質」のひとつです。

エンドセリンの働き

1 肌が紫外線を浴びると、ケラチノサイトからエンドセリンが過剰に放出されます。
2 エンドセリンがメラノサイトに届くと、「メラニンをつくれ!」「メラノサイトを増やせ!」という情報が伝わります。
3 その情報を受けたメラノサイトは、メラニンを過剰につくり続け、メラノサイト自体も増えてしまいます。

シミの原因、メラニンとは?

紫外線は細胞の核を攻撃し、DNAを傷つけます。これを防ぐためにつくられるのがメラニンです。メラニンは黒褐色の色素で自らを黒くすることにより、紫外線から細胞を守っているのです。

人種によって肌や髪の色が異なるのは、もともと持っているメラニンの質や大きさ、その量が異なるため。また、赤ちゃんのお尻に見られる蒙古斑も、メラニンの影響によるもので、肌の真皮にメラニンが集中していることで起こります。蒙古斑は成長とともに自然に消えていきます。

シミをつくらせないアプローチが大切

美白ケアで大切なのは、できてしまったシミを薄くすることよりも、事前にシミをつくらせないこと。そのためには、シミをつくる司令役である「エンドセリン」や「メラニンをつくれ!」という情報が、メラノサイトに届かないようにすることがカギとなります。
そこで欠かせないのが事前の紫外線予防です。紫外線によるシミの発生を根本から断つUVケアは、美肌づくりには必須といえます。

>>顔色が悪いのはなぜ?くすみタイプ別解消法

>>肌の色むら、くすみ……顔色をよくする3つのポイント

監修:花王スキンケア研究所 上席主任研究員 次田哲也氏

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