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からだケアレシピ

2018年3月8日

春の不調の原因は自律神経にあり!? 春バテしやすい人の傾向と対策

監修:統合医療医 東京有明医療大学 教授 川嶋 朗先生

春の風景

穏やかな日差しが降り注ぎ、きれいな花々に心躍る季節。それなのに、「この時期はなんとなくだるい」「疲れ気味」という人、いませんか? その原因は自律神経の働きが乱れているのかもしれません。 

春の不調の原因は?

疲れやだるさ、ぼんやりする、頭や身体が重い、肩こり、首こり、腰痛、冷え、便秘……。自律神経の働きが乱れると、こうした不調が起こりやすくなります。この時期、とくに自律神経の働きに影響するのは、春ならではの次の3つの要因です。

1:春の移動性高気圧

春になると大陸からやってきた高気圧が次々に日本上空を通過し、その後には必ず低気圧がやってきます。これがいわゆる「気圧の谷」。このように高気圧と低気圧が頻繁に入れ替わり、気象状況が目まぐるしく変化するのが春の特徴です。

気圧が下がると副交感神経が優位になり、身体はリラックスモードに。そのため「気圧の谷」を迎えるたびに、「やる気が出ない」「ぼんやりする」「眠い」などの状態に陥りやすくなるのです。

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2:生活の変化による緊張

日本では4月は新年度のはじまり。その前後に卒業や入学、就職、異動、転勤など大きな節目となる行事があります。環境が変わり、これまで経験したことのない生活がはじまると、たとえそれがうれしい変化であっても身体や心は緊張して、交感神経のスイッチが入りっぱなしに。そのため心身ともにリラックスできず、疲れがたまっていわゆる”春バテ”状態になってしまいます。

3:アレルギー

アレルギー体質の人にとって、「春が1年でいちばんツラい」時期かもしれません。いまや「国民病」ともいわれる花粉症のシーズンでもあるからです。

アレルギー症状は、副交感神経が優位なときに悪化しやすくなります。そこに新生活のストレスが加わると、症状の悪化や、アレルギー以外の不調にもつながることがあります。

春バテしやすいのは体力不足や冷え性(冷え症)の人!?

東洋医学の考えでは、春はエネルギーを発散させる季節です。そのため木々は芽吹いて花を咲かせ、動物たちはエネルギッシュに動き回って新しい家族をつくります。人間も本来は、冬にため込んだエネルギーを使って活発に動き出せるはずです。

ところが、もともと体力がない人や冬に風邪をひき体力を奪われた人は、冬の間に充分なエネルギーをためることができません。そのため、春特有の気候や生活環境の変化に自律神経のスイッチをうまく切り替えられず、エネルギーを消耗して春バテになりやすくなります。

また、体力不足の人は冷え性(冷え症)になりやすく、手足がひんやり冷たいという傾向も。冬の間に運動をせずに脂肪をため込み、熱をつくり出す筋肉が衰えてしまった人も、春バテになる可能性があるので要注意です。

春バテ対策のカギは自律神経

気圧や新生活に翻弄されがちな自律神経を落ち着かせて、その働きを正常に戻すためには、夜に副交感神経のスイッチを入れて身体をしっかり休めること。そうすれば、日中に活発に動くだけのエネルギーがたまり、新生活にも気圧の変化にも対応できるようになります。

副交感神経のスイッチを入れる1つめのコツは、ぬるめのお湯での炭酸入浴。10分程度つかると、副交感神経のスイッチが入ってリラックスモードに。また、身体が芯から温まった後、徐々に放熱されることで寝つきがよくなり、睡眠の質がアップします。

2つめのコツは蒸気で首もとを温めること。首は短時間で温かさが感じられる「ホットポイント」。ここを蒸しタオルや温熱シートで温めましょう。「気持ちがいいな」と感じる約40度で温めると、副交感神経が優位になりリラックスできます。


お花見では、身体の内外から冷え対策を

桜のニュースを聞くともう春本番の気分。でも、お花見シーズンはまだまだ寒く、とくに夜は真冬並みに冷え込むことも。厚手のコートやマフラーなどを準備し、「外から」しっかり防寒しましょう。首はもちろん、お腹や腰に温熱シートを貼ってから出かけるのも忘れずに。
「内から」の冷え対策は飲みもので。お酒なら、身体を冷やさないとされる赤ワインがおすすめ。シナモンとはちみつを加えたホットワインや、さらにドライフルーツも加えたホットサングリアにすると身体が温まります。お酒のほかに、温かい甘酒やチャイを入れたマイボトルも持参しましょう。

写真:PIXTA

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