医師、医学博士、健康科学アドバイザー 福田 千晶先生
年に一度、会社や自治体の健康診断、人間ドックを受けているという人は多いはず。でも、届いた結果をちゃんと見ずに、「問題なしだからよかった〜」なんてスルーしていませんか?
実は健康診断の結果には、身体の現在や未来についての大切な情報がいっぱい! 7月12日の「人間ドックの日」をきっかけに、あらためてチェックしてみませんか?
女性は、家族や仕事を優先して「問題なければOK」と自分の健康をおろそかにしてしまいがち。でも、更年期の前後になると急に「中性脂肪が多い!」「もしかして高血圧!?」など、健康トラブルを抱える女性が増えてきます。
実はそのトラブルのタネ、30代のころから芽生えていたのかも? それをいち早く知るために役立つのが健康診断です。「結果は正常範囲内だけど、この数値が年々、高くなってきている」など、数値の変化までしっかりチェックを。それが、今の身体を守り、将来のトラブルの芽をつむことにつながります。
健康診断で検査する項目はどれも重要。「ここだけ見ればOK」というものではありませんが、ライフスタイルやこれからの生活設計に応じて、とくに注目するとよい項目がこちら。