心身がパワーダウンした状態。心身の疲労が蓄積しているにもかかわらず、本人はその自覚がないことも。何をするにもだるい、疲れているのに寝つけない、寝ても疲れがとれない、1年を通して冷えを感じやすいなどの不調がある人は、今すぐ対策を。
冷えや疲れを感じたときには、温熱シートやホットタオルで首もとを温めるのがおすすめ。美容室などでホットタオルを首もとに当てられるとホカホカしてすぐに気持ちよくなることからもわかるように、首を温めると副交感神経のスイッチが入り、心身がリラックスモードに。また、1日の終わりにはぬるめ(38℃~40℃)の炭酸入浴がおすすめ。炭酸ガス入りの入浴剤を使えば、10分程度の短め入浴でも、全身の血行が良くなり、疲労回復に効果的です。
朝起きたらコップ1杯の水を飲み、朝食はかならずとりましょう。胃に入ってきた水や食べ物が腸を刺激し、お通じがスムーズに。腸と副交感神経には深い関わりがあり、腸内環境が改善されると副交感神経の働きが安定します。温熱シートなどをお腹に貼って温めるのも効果的。
疲れているからといって動かないでいると、かえってだるさを感じることがあります。休むことは動かないことではありません。身体を動かすことで、ストレスを軽減するとともに、血流を良くすることが大切です。ハードな運動ではなく、日常的に続けられるものがベスト。とくにおすすめなのが駅やオフィスなどで階段を使うことです。1日3階ぶんを目安に階段を上り下りし、慣れてきたら階数を増やします。1か月続けると、体調や気分に変化が感じられるようになるでしょう。